神視点・ストラテジー視点の物語

リアルタイムストラテジーでバチバチにやるとすごい生産効率とか技術進化をしていき、この時代でこんな装備が!?みたいなのでますよね。
この作品はそんな物語を人視点で見る作品、だと私は思っています。
早く蒸気機関出ないかなとか、連装式ライフルでないかなとか、ハーバーボッシュ法でないかなとかドキドキしながら見るのも中々に面白い視点で見れるんじゃないかなって思います。
そうやって生み出されていく物達を見る他人サイド視点。
この時代はオカルト全盛期も全盛期なこともあり、というのに南蛮と蔑む割に銃など伝来したりなどで科学とオカルトの間に悩む時代でもあります。
そんな世界に降り立つプレイヤーを見る現地人達の心の流動などを見るのが面白いです。



私は割とそういうゲームでそういうNPC達の気持ちを考えたりしたことふとありましたので、この作品はかなり刺さるものがあります。
私と同じ感覚を持つ者にはオススメの作品です。


ただ、プレイヤー視点だけを追いすぎると強大な力を持つのにその時代と同じ悩みに悩んでる事に、悩んでる風だとか傲慢さなどを感じすぎる人も出そうではあるかなとは思います。
なので主人公に自己の投影や全体を追うものの主人公の真の力を全体の一部として投影してしまう人には少し難しい作品かもとも思います。
そういう視点で見るだけは少し勿体ないとは思いますので、是非違う視点で見る事をオススメします。

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