ディテール👀！

宮崎駿が『もののけ姫』を制作していたときのお話。
主人公アシタカが山の急斜面を滑り降りるシーンの絵コンテを、若手スタッフが書いた。
その絵コンテを見た宮崎駿は、
『ダメだ！
わかってないなぁ』
とその絵コンテをボツにした。
そして、そのシーンのすべてを宮崎駿自身が書き直した。

何がダメだったのか。

アシタカの腰が引けていたのである。
細かい動きに関しても、前向きな姿勢を描かなければ、見る人にアシタカのキャラが伝わらないのだそうだ。
我々、小説の物書きはそういった動きのディテールまではなかなか書けない。
でも、このお作品の作者様には、
ディテールへのこだわりが見られる。
物語のストーリーそのものには関係しない。
それでも、そのディテールへのこだわりがお作品全体の雰囲気を作り出す。

ぜひ、このお作品をお読みになって、
ソレを感じてみてください👀！