第1章サイドストーリー2 新たな魔機と決着

 千は天孔隊本部へとやって来る。天孔隊本部には、望、琳、英機がいる。

 そして、千が見たことない2人がいる。2人は映虹七彩えいこうななせと、照井晴人てるいはると

 2人は最近入ったばかりの新人だという。それでも絢華よりは前だが。

 七彩は元ドラマチック☆ドラ―であり、晴人は元流れ星である。

 琳は2人に千について説明する。

 七彩は記念に、みんなで写真を撮ろうと持ちかける。千達は集まって写真を撮る。




 通りに、狸の暗魔が数体現れる。今まで天孔市には、蟹座や乙女座など黄道12星座の暗魔が現れていた。狸の暗魔は星座に関係がない。望達は、新たなカテゴリーの暗魔が天孔市に現れたと考える。

 琳は七彩達の実力を確かめる為に、七彩達が戦うよう指示する。七彩達は、魔機を具現化する。七彩の魔機は虹をモチーフとした盾。晴人の魔機は晴天をモチーフとした手甲だ。

 狸の暗魔らは、七彩に突進する。七彩は、盾で受け止める。そして晴人が攻撃し、狸の暗魔らを倒す。

 琳は、七彩達の実力を認める。




 カプリコーンが現れ、天孔隊は天文台の外へやって来た。

 天孔市の暗魔を統べる魚座の暗魔を倒した。にも関わらず、何故山羊座の暗魔であるカプリコーンが現れるのか。

 カプリコーンによると、主が倒されたのに行動するのは命令違反。他の主に仕える暗魔から倒される可能性があるという。

 ならば、何故カプリコーンがいるのか。カプリコーンは、ある目的があるという。


 すると、狐の暗魔が乱入する。千達が攻撃すると、狐の暗魔は魔機使いの姿になる。魔機使いは狐の魔機を持っている。狐の魔機は、狐をモチーフとした手甲だ。

 狐の魔機使いは、目の前で狐の暗魔となる。そして逃げる。

 カプリコーンは、狐の魔機はTカスタムの魔機だという。

 望はTカスタムの魔機について説明する。Tカスタムの魔機は、使う事によって暗魔になれる魔機。そんな魔機が各地で発見されている。

 七彩は何故そんな魔機を使うのかと質問する。カプリコーンは一般人にとっては暗魔が事件を起こしたと思うから、注目を避けられると考える。

 望は補足する。Tカスタムの魔機の製造元は、マギア、流れ星、ドラマチック☆ドラ―のどこでもない。現在各隊がTカスタムの魔機の製造元を調べていると。

 千達は、狐の魔機使いを追う。




 狐の暗魔が、街に現れる。情報を得て、千達は駆けつける。

 狐の暗魔は、狸の暗魔らを召喚する。

 そこへ、カプリコーンも現れる。カプリコーンは、狐の暗魔が暗魔の王になったら困る。なので天孔隊に協力する。

 千達は、狐の暗魔らと戦う。

 狐の暗魔はキャンバスを展開する。キャンバスは、天気雨の千本鳥居。


 千本鳥居の先には、美男と美女がいる。七彩と晴人は目を輝かせて近付こうとするが、望は狐の暗魔らが化けていると忠告する。美男と美女は、狐の暗魔が化けたものだった。七彩達は罠に引っ掛かり、攻撃される。

 狐の暗魔は更に分身し、化ける。望達の前に、初代天孔隊が現れる。

 偽物とはいえ、望達は倒す事に心を痛める。

 カプリコーンの双剣は伸びる。伸びた双剣で、カプリコーンは化けた人を一掃する。カプリコーンの前に現れるのは、様々な人。カプリコーンは千に、生前も含めて騙してきた人だと明かす。

 千達は分身を倒す事を続ける。

 狐の暗魔は分身を続けようとするが、エネルギー切れで分身できなくなる。1体になった狐の暗魔を千達は攻撃し、狐の暗魔を倒す。狐の暗魔は、狐の魔機使いの姿に戻る。

 千は、狐の魔機の石を破壊する。


 望は狐の魔機使いを問いただす。狐の魔機使いは、狐の魔機を黒い衣装を来た人からもらったという。そして、失恋したショックで何もかも壊したかったと。

 狐の魔機使いは逮捕される。




 天孔隊の会議中。議題はカプリコーンをどうするか。

 七彩は提案する。もしかしたら、カプリコーンとは共に戦えるかもしれないと。

 しかし琳は反対する。カプリコーンはかつて初代天孔隊を騙し、窮地に陥れた。今回も何か企んでいるのではないか。

 英機も賛成する。カプリコーンは暗魔だ。カプリコーンが表立って行動したら、倒すつもりだと。

 会議は、カプリコーンを倒す方向で話が進む。


 七彩と晴人は、カプリコーンを捜す。そして、夜の公園で見かける。

 カプリコーンは驚く。七彩達は、カプリコーンに会いに来た。晴人は、差し入れを渡す。

 七彩達は夢を話す。もしかしたら、カプリコーンとは共に暮らせるかもしれないと。

 しかしカプリコーンは、自分は多くの人を騙してきたと話す。七彩達の事も騙しているかもしれない。そして人間と暗魔は敵同士。分かり合う事はできないと。

 それでも七彩達は、いつか分かり合える時が来ると。

 カプリコーンは笑う。そして七彩を人質にとる。

 カプリコーンの真の目的は、王の剣を手に入れる事。

 カプリコーンは、晴人に天孔隊を呼べと命令する。晴人は、天孔隊に連絡する。


 連絡を受けて、千達が晴人の元へ駆けつける。

 七彩はカプリコーンに捕まり、魔機を向けられている。カプリコーンは七彩を返して欲しかったら、王の剣を渡せという。

 英機は銃を放ち、カプリコーンの魔機の石を破壊する。七彩はカプリコーンをどけて、千達の元へやって来る。

 絢華も駆けつける。絢華は、望に呼び出されたという。カプリコーン討伐作戦に、参加して欲しいと。

 カプリコーンは、ならば力づくで王の剣を奪うと。千達は、カプリコーンと戦う。

 カプリコーンは蟹座の暗魔らを召喚する。そしてキャンバスを展開する。キャンバスはパーティ会場だ。


 キャンバスでは、シャンパンが掛けられる。ナイフやフォークが飛んでくる。

 千や英機は銃で飛んでくる物を撃ち落とす。七彩は盾で跳ね返す。しかしカプリコーンはよける。

 晴人はカプリコーンに戦いを挑むも、軽くあしらわれる。英機と絢華は前に戦った時敵わなかった事から、蟹座の暗魔らを相手にする。

 カプリコーンは、望や琳でも互角だ。千は、琳に冠の力を使う事を提案する。

 琳は冠となる。そして、カプリコーンと戦う。

 カプリコーンは、冠の力に驚く。そして琳に倒される。

 カプリコーンはまた会おうと言い、消える。




 七彩と晴人はショックを受ける。暗魔とは、戦うしかないのか。

 琳や英機はそうだと答えるが、望は何か思うところがあるようだ。

 この天孔市で、千は初めてTカスタムの魔機を見た。千はTカスタムの魔機について調べる事にした。

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