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階段のある街についての物語

階段のある街についての物語

川野芽生

おすすめレビュー

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★★★
★15
5人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 由良 となえ
    25件の
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    ★★★ Excellent!!!

    観測者不在のバベル

    寓意的で、抽象度の強い。ともすると、幻惑的だけど、作為的。
    俺は馬鹿だから旨い言葉を引きずり出すことができないけど、鏡をのぞいて昨日までの出来事を洗いざらい語ることはできる。
    だからといって、すべてが正しい時間も規則も空間もない。
    どう受け止めるかは千差万別だろうこと。
    ジオラマの精巧な造作を神と視るなら、この物語の世界は心理であり、やはり寓意的。
    詩的な作法がどくしゃを幻惑する。

    • 2023年10月16日 14:35