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高校時代、不器用で少しぶっきらぼうな「貴女」に惹かれていた主人公。しかし、自分には向けられない彼女の無邪気な笑顔や、誰かに触れる姿を前に、同性への恋心という葛藤も相まって、その想いを伝えることはできませんでした。それから10年。未だに色褪せない淡い恋心を抱えたまま27歳になった主人公は、ついに「貴女」の結婚式へと足を運びます。
本作の最大の魅力は、決して叶うことのなかった片想いの痛みと、それを「祝福」という形で昇華させようとする主人公の切実な心理描写にあります!高校時代のほろ苦い記憶や、自分では入り込めない二人の世界を見せつけられた時の生々しい嫉妬心に、胸がギュッと締め付けられます。
そして、すっかり大人の女性になった「貴女」の晴れ姿を前にして、溢れ出す「やっぱり好き」という真っ直ぐな感情と、綺麗に終わらせようとする決意。
ビターで切ないけれど、最後にはスッと胸に落ちる美しい余韻を残す、極上の百合ストーリーとして全力でおすすめしたい作品です!