まるでサスペンス&ブロマンスに満ちた海外ドラマを一気に観ているような、そんな濃密な時間と満足度を得られる短編集です。ロンドンの霧煙る街並みがまざまざと脳裏に広がる圧倒的な情景描写と、最後まで読者を強く引きつけて離さないストーリー構成に毎回唸らされます。
アイリッシュ・マフィアであるシャーロックと英国諜報機関MI6の諜報員であるロビン。敵同士であるはずの二人の関係性の変化にも注目ですが、今まで自分が「善」だと信じて疑わず関わってきた出来事に対する不信や疑念をも抱かせるような、私達一人ひとりが自分の頭で考えるべき深いテーマが詰まった作品でもあります。作者がこの作品に込めた強い想いを知るために、何度も何度でも繰り返し読みたくなります。
ぜひとも皆さん自身の目と頭で、この短編集に触れていただきたいです!
最高に、面白かったです!イッキ読み!
BLと簡単に括らないで欲しい。
主人公と一緒に読み手も追い詰められながら、絶頂にもってかれての…ラスト!
え、この先の二人は?…と思わせる終わり方は、あまりにも圧巻です
舞台は、イギリス。
英国諜報機関MI6の秘密諜報員エージェントと英国マフィアの殺し屋。
生涯のライバルである彼等は、憎悪を込め、何度も互いに殺し合って来た仲。
そんな二人が、ある下宿屋で再会し…
ミステリー好きにはたまらない…あの、シャーロックホームズを、上手に作者様の作品に書き換えられている所もいい。
飛び交うのは、銃撃か…鋭利なナイフか…はたまた陰謀の罠か…。
さあ、貴方もこの作品に触れていただき、大人の駆け引きを感じて下さい!
ぜひ、お手にとっていただきたい作品です。