実家の蔵で見つけた書物から、真実の歴史を知った少年の覚醒と、その真実の歴史を生きた姉妹らの活躍。二つの物語を並列して描いた、歴史IFコメディの短編。時代考証の崩壊した本編の後、「都営12号線」がエピローグで効いてくるのも秀逸。じゃあ「スマホ」は何なんだよ、となるのも含めて。夏休みの今、「学ぶこと」に意味を見出だせない学生にこそ、読んでもらいたい一作です。