33.5話。装備品扱いの探検家の話(おまけ)
「そういえば、装備品扱いなら一緒に行けるって言ってましたけど、実際どんな感じなんですか?」
「ん~? そうだねぇ。大体は補助AIがそういう扱いで連れていかれてるかなぁ。AIにも人格があるタイプとそうじゃないタイプがいるから、人格があるタイプだとそこらへんややこしいんだよ~」
「なるほど。参考までに、AIを装備品扱いで同行させている人物にはどのような方がいるのか聞いてもよろしいでしょうか?」
「そうは言ってもたくさんいるし、私はあんまり探検家について詳しくはないからね~……あ、でも、有名な人なら何人か知ってるよ?
AI搭載のバイクを乗り回してる『ターボババア』とその弟子ちゃんとか、空中制御補助AIを搭載してるらしい『ジェット』とか、あとこれはAIじゃないけど相棒のイルカと一緒に探検家をしてる『ドル・フィン』とか、そこらへんかな~?」
「ほぇ~。装備品扱いされてるのはなにも機械だけじゃないんですね」
「そうだねぇ。ちなみに探検家以外の人間が同行する時も装備品扱いになるよ~。まぁ、わざわざ装備品扱いで付いて行くような人は自分で探検家になるんだけどね~」
「そうなんですか?」
「うん。だって装備品扱いで未来に行く人って、待ってたら技術は転がってくるのに待ちきれないで現地に行く人でしょ~? そういう人は大抵、我慢できなくなって自分で免許取っちゃうからね。中には免許を取ったうえで装備品扱いを続ける人もいるけど……まぁ、世の中には色々な人がいるってことだね~」
───【装備品扱いの探検家の話】───
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