第22回書き出し祭り第一会場 感想

ネタバレ込みの感想を随時更新していきます。

純読者ではなく、作者側の目線をもっての感想となるため、時々上から目線のように感じられる発言が見られるかもしれません。(構成が上手いとか描写のバランスがいいだとか)

そういったものがご不快に感じられるようであればブラウザバックを推奨します。

とはいえ、基本的にはめっちゃ楽しんでます。

怖くないのでご安心ください。



1-01 東京因習村大学

・感想

 あらすじにはなかった奇妙な双子の存在!! 因習村関係者!! 企みのある虚路木教授!! これはめちゃくちゃ楽しみになれる書き出しですねえ、本作の重要なところである研究対象と研究目的を存分に押し出して、読者の知的好奇心に訴えかける構成がべらぼうに面白かったです。連載してほしい。もっと知識欲を満たしたい。屋敷くんの健全さが読者の共感性を刺激するんですが、屋敷くんには屋敷くんの秘密があり、その仄暗さがホラーテイストにもなり得る作品の奥深さを感じました。



1-02 伝説の偽聖女様

・感想

 めちゃくちゃ面白いですね!! いや、ナターシャががんがん研究を進めてめちゃくちゃ賢いわりに皇国側の人間残念すぎるなあと思っていたら聖女様がこんな形で再登場するとは思わなかった! 推し進めていた研究がすぐに役立つのも素晴らしいし、そもそもスーパー毛生え薬や桜の香りのする石鹸など、それを作る背景まで言及したのがとてもよかった。権力絡みの話をバッサバッサと切っていく形がとても気持ちいいですね。不敬罪には問われない理由だったり、読者側が気になった情報をすぐにお出ししてくれるのが、非常に親切で読みやすかったです。



1-03 当て馬だと気づいた転生令嬢は原作通りに追放されたいのに溺愛されてます

・感想

 丁寧なセットアップを描いた綺麗で柔らかな印象のある作品! 主人公の境遇から前世との違い、原作との違い、これからしたいことをくどくない適切な情報量で伝えてくれて、この作品のテイストというものを十分に味わわせてくださいました。引きのワクワク感もあり、読者の心をキャッチする素敵な雰囲気が醸されている印象です。今のところ出てきている主人公に不快感がないのも嬉しい。一方でシルヴィは原作をなぞろうとしているように思えないから、どこまで狙い通り(原作通り)に事が運ぶのかは未知数な印象でした。私は女性向け作品読者ではないけれど、好感度の高い作品です!



1-04 ゾンビを食べよう!

・感想

 問題作だ(白目)。ハイコンテクストな要素がもりもりかつ、題材やテーマとするものによってかなり読者を選ぶ作品。雰囲気で読めなくもないですが、雰囲気で読むと内容に追いつけないですね(笑)。なぜゾンビを養殖するのか、鶏や豚ではなくゾンビに拘るのは何故か、そういった払拭できない疑問点もあるものの、ラストの引きを見ればゾンビというのはただの前提で、ギミックであることが分かる。ようは知らず知らずに人肉を食してしまう(しかも喜んで)少年少女たちの罪にフォーカスを当てたトンチキな人間ドラマです。テイストとしては『タコピーの原罪』などで知られるタイザン5氏の作風を連想します。衝撃的ながら「その世界観であれば仕方ないよな」とすら思わせる小学生のリアリスティックな人間模様がしっかりと出ていて、私は好きですね。



1-05 天使のためのエチュード

・感想

 音楽の世界には疎く教養がないもので、この作品に見合ったようなコメントはできないと思うのですが、それでも胸の熱くなるような演出とこれからの期待、ボーイミーツガールである種少年漫画的なテイストを感じられる本作は、純粋に楽しみになれる要素の多い作品でした。キャラが非常に魅力的ですね! 個々人の主張が強い天才たちをまとめる指揮者とそんな彼女に見染められた麒麟児の組み合わせ。胸が躍りますし、話の見せ方にワクワクする。大変楽しませていただきました。



1-06 ヨロイマとカシオ

・感想

 続きがあるとは思えないが、続きがあるのなら読んでみたい。読了後、そう思わせる作品でした。面白いなあ。カシオが女性だとも思っていなかったので咄嗟に読み直した。でもその仕掛けそのものも、ある種短編の作りで、想像の余地として残された余白のように感じるんですね。タイあらの情報量もそうなんですが。映画と同じでこれを読み何を感じたか、感想を共有したくなる作品。感想としては序文に尽きます。続きがあるなら、続きがあるだけの驚きがまだ控えているのだろうし、続きがないのならこれ単体で、想像を膨らませて語らうことのできる作品に思いました。好きですね。



1-07 星ノ海ヨリ敵来タル!! 全種族全人類総動員大反抗作戦!!!!

・感想

 面白かったですね。あまりロボットものの読者ではないのですが、ここまで導入を省いてキャラ見せから始まり、アクション、敵勢力の登場、衝撃的な展開までを見せてもらえるとは思いませんでした。これは楽しい! 特にキャラがなんといっても魅力的で、非常に可愛らしい三角関係をしているんですね。そして敵勢力の登場についても、早い段階で和平交渉など無理、直ちに戦場となると知らしめたのが、演出の面で非常に効果的に思います。だってもうここから戦うしかないわけじゃないですか! めちゃくちゃ上手い作品だと思いますね。ここであらすじを読み返すと決戦に向けて続々と現れるキャラたちも見えますから、今後に期待しか持てない作品でした。



1-08 お婆ちゃん先生の言う通り お山には狐も狸も鬼も巫女も魔法少女もいる

・感想

 興味深い作品でしたね。作者様のお好きなものが詰め込まれた宝石箱のような感じで、楽しんで書かれたのではないかとどこか微笑ましくなる気持ち。最後の魔法少女化にはめちゃくちゃ驚きました(笑)。お婆ちゃん先生の秘密の姿も魅力あるし、他にはない特別な交友関係にある瑞穂と龍之進が大きな何かに巻き込まれていく展開がワクワクとさせる。伏せられた情報も多いのでこの後何が起こるのか楽しみです! 特に、瑞穂が魔法少女化してしまった龍之進と顔を合わせる瞬間が非常に楽しみかも。素敵な作品でした。



1-09  サモナーさんはなんか変

・感想

 特徴的な作風が光る作品でした。もう少し色々知りたいのが本音。主人公にしても襲撃者にしても各陣営の目的が見えないというのは、「ストーリー」として考えると一つ足りない要素になりますが、本作品の見せものって「世界観」だと思うんですね。そう受け取りました。死体置き場にしろキメラ化にしろ倫理の足りない価値観にしろ、この世界が異世界であることを足らしめる空想の余地が散りばめられています。作者様の想像する世界の果てと言いますか、隅々のディティールを拝見したいと思わせる作品でした。素敵ですね。



1-10 宵闇に茅蜩が囀らなければ

・感想

 たくさんお話ししましょ、という結論がすごく胸に響きましたね。生きることに対してネガティブな方面に針を進める少年とポジティブな方面に針を進める少女がレンタルカノジョというサービスを経由して繋がるのが非常に魅力的な設定だと思いました。対比が美しい作品です。男性向け作品としてのキャラ造形と男女の組み合わせになっているし、彼らが色々な思い出や会話・相互理解を積み重ねていくなかでどういう結論に至るのかが気になる。これは杞憂ですが、結局は母親に置いていかれたことで負のエネルギーを抱いている遥斗ですので、愛梨と親しくなり、抗いようない未来に直面したとき、追い討ちを掛けるような状況にならなければと願うばかりでした。面白かったです。



1-11 青の侵略者の懺悔

・感想

 ワクワクするような楽しげな作品でした。書き出し祭りがそのまま出てくるとは思わなんだ(笑)。田舎っ子らしさ・乙女らしさを全面に押し出した読者好感度の非常に高いヒロインと文明が進歩した近未来の舞台設計が妙にミスマッチで面白い。一方で伏せられた情報も多く、あらすじ=本文でもあるため、もう少し食い込んだ情報は欲しかった印象。日常回からラストの引きで一気に雰囲気を変える、その演出の良さも分かるのですが、もう少し必然性が本文のなかで見られたら嬉しかった。好きな部類の作品でした。



1-12 こちら警視庁異星人捜査課

・感想

 これはとんでもない作品だな、と苦笑せざるを得ないところもありつつ、内容としては「異星人ゆえ言語学習の元になった人間はいるはず」という推理だったりの、純粋なサスペンス要素の構築は面白いと感じました。あそこで加速度的に底知れないだまさんへの好奇心が湧きましたね。一方で物語は短編仕立てとなっていて、物語冒頭の面白さを競う書き出し祭りとしてみるとカテゴリーエラーになってしまうのが惜しいように感じます。イケメン刑事について、名前を明かさないまま退場するのかと思えば「田部」と自己紹介→それがダジャレとして成立して事件解決へ、という流れはこの作品全体としてある雰囲気を存分に発揮した幕閉じのように感じられますし、前提として"書き出し祭りの作品"として見なければ反感も買いにくく、好きな読者さんも現れやすいのではないでしょうか。



1-13 小雨、決行

・感想

 憶測で語るのも変な話ですが、兄の死因は自死なのかな。全体的に仄暗いトーンで兄を失ったリョウの失意と自己防衛から来る周囲への攻撃力が、周囲の無理解を招いてしまっている典型的な負のスパイラル。そこでカウンセラーを投入する姉は賢明で、かつそれを理不尽に思うリョウの感情も人間らしさに溢れていて好きでした。一方で、読者側には兄の死の原因が分からず、なぜ皆は忘れようとしていてリョウだけ忘れられないのか、登場人物に感情移入するのが非常に困難なんですね。周囲の反応が正しいのか主人公の反応が正しいのか、読者は考察しかねるわけです。死の原因を物語のフックにするにしても、「なぜ死んだのか」はさておき「死因」は分かっているはずなので、仄めかす程度の情報は欲しいし、そこで周囲とリョウの反応の違いを明確にしておきたかったな、という、少しだけ口惜しい印象がありました。心内描写の描き方は好きですね。



1-14 偽アポリナリアの書

・感想

 カーキ色のテイストを思わせるような独特の作風が光る作品。興味深いですね。固有名詞の多さが作り込みと熱量に比例していて、かつ、読み手を置いてけぼりにしないような情報量の配置を心掛けているのが非常に親切に感じました。面白いです。トマが魅力的に思う。ギルギとの距離感は好きになれる要素だし、引きとしてあるレオンを迎え入れる描写で口調が柔らかになるあたりにも、子ども慣れした人物であるという説得力の担保になっている。レオンを見て精密な造りに驚いたり、ギルギも一貫して好奇心旺盛な少女であるのが好ましく感じました。どういう物語が広がるのか楽しみに思える一作です。



1-15 にゃんにゃんにゃんこの世界征服日記

・感想

 親子二世代魔法少女!?(笑) スパッと導入部を終わらせて猫としての吾輩視点に入るのが気持ちよかったです。ところどころに散りばめられた小ネタが明るくコメディ色の作品に仕上げていて終始楽しめました。中盤までは魔法少女等はテレビ番組の内容で現実のものではなさそう(異世界転生とも言っているし)とミスリードを誘い、終盤にかけて魔王軍の残党が現れたりなど、普通の現実世界じゃないことを印象付ける構成が好き。スケルトンマスターは早いところ退場しそうですが、果たして魔王様が現代で仲間にするのはカワイイ路線になるのか古い戦友になるのかが気になるところでした。





1-16 転生モブ令嬢にシナリオ大改変されたせいでヒロインの私はハードモードになりました

・感想

 場面転換の記号が可愛すぎてびっくりした!(笑) それはさておき、あらすじの時点でかなりの期待値を感じたこの作品。本文でも期待を裏切らずに順調な滑り出しを見せてくれましたね。面白かった。前世のくだりをスパッと終わらせて名前も明かさず、マリナはマリナと印象付けてくれているのも大変よかったです。あまりジャンルに詳しくないのでにわかを晒しますが、それぞれ思惑を抱える三人の転生令嬢というのが私には斬新に見えてすごく面白い。この先の展開はどうなっちゃうの!?ってなるし、エヴァンジェリンの登場もわくわくしました。ハードモードから始まる作品大好きなんですよねえ……。



1-17 我儘姫は猫さまを拾ってから大変です!

・感想

 猫好きとしてはたまらない作品ですね。中世らしい価値観に対して我儘扱いされる幼いレティシアが初めて「責任」を負って猫を飼うことを決める展開がすごくいい。めちゃくちゃ微笑ましいものがありました!両親とのやり取りでも愛されていることが分かるし、背伸びした等身大の女の子と一匹の猫の様子を見守れる作品なんじゃないかなあという期待があります。そんななかでまさかの猫が喋った!?という引きもわくわくするものがありますね。ぜひ、じっくり、beforeからafterになっていく様子を見守りたいと思いました。これは好きです。



1-18 石油王に見初められまして

・感想

 想像以上にとんでもない作品でした。面白かったです。タイトルから受ける印象としては現代ラブコメ的なものを想像していたので、石油王本人はあっけなく退場してしまったところに拍子抜け感はあるのですが。掴みがバッチリな作品は経緯説明も楽しめるのでよかったです。暴走ロボvs戦艦もの。ギャグテイストだから読みやすさもあるし、いやいやそうはならんやろ、みたいなトンデモ展開が続くから、この物語がどう転んでいくのは非常に興味を持つところ。一方で、やはりタイトルにはもうちょっと方向性が見える要素があればよかったなと思います。内容はすごく好き。



1-19 悪魔

・感想

 引き込まれるものがありますね。好きです。謎も多いから、次話への訴求力もあるにはあるのですが、現代舞台と思われるゆえに解せないようなところもある。読者側の視点だと未知な部分も多いというのが初読の印象です。でも描写の仕方がお上手なんですよね! めちゃくちゃ読みやすいし、好き。だから続きあったら普通に読みたいなあ。悪魔も天使も「誰である」とは明言されないまま存在感だけを残しているので、そのあたりへの興味が尽きません。連載していただくか作者公開後にでも解説があったらなーって強く思います。面白かったです。



1-20 没落令嬢と下僕で禁断のスローライフを

・感想

 プロローグとして、キャラの造形と関係性を強く感じられる面白い作品でした! あらすじ時点で感じていた「なぜ?」と訝しんでいた部分が丁寧に説明されたのが嬉しかったです。ウィリアムズの采配により始まる二人きりのスローライフ。こういった男女が二人三脚で歩けるようになっていくお話は大好物だったので、期待が持てる冒頭に感じます。クロードはしっかり者だから、今まで疑わず損していた部分をきちんと見定めて、徐々に暮らしも裕福になっていけるのかな。デルア人の設定も好奇心が惹かれてよかったです!



1-21 死にゆくものより、最期の復讐テイコウを。

・感想

 死を意識するアカリの意識を前へ向かせた理論と言いますか、構成が巧みに感じました……!! シンジはかなりいけ好かない性格をしているように思いますが、コントロールが上手い。物語のセットアップとして十分すぎるほどの冒頭で、この先の旅路に想いを馳せたくなります。誰よりも幸せになることがイジメてきた奴らに対する最大の復讐、という考え方もかなり好きですし、痛快な読後感も見込めそう。余計なしがらみやなんやかんやを振り払って、吹っ切れた男女の旅。期待しかない。面白かったです。



1-22 生贄令息が死んでしまいそうなので、私が死ぬことにしました

・感想

 なるほど、『死ぬことにする』とは現実世界での消失を意味していたのですね。興味深い導入の作品でした。異世界転移ものでここまでディティールを作り込んで物語を始めることも今はそれほどないんじゃないかな? 生贄令息との関係性もより強固で連帯感のあるものになっていくでしょうし、実際の異世界ではどう振る舞っていくのか気になる。伏せられた情報は多いですが、トラブルになれなければいいなあという思いです。一方で、現実世界の友達もよくキャラ立ちしている気がしたので、今回限りじゃなければ嬉しいなって思いますね! 料理部面白そうだし、ソトメシ班に所属していた経験が異世界でも活きればいいなと思います。読みやすい冒頭でした。



1-23 緋翼炎理のブレイブバード

・感想

 主人公が魅力に溢れていて良かったです。自己紹介がめちゃくちゃ自信に溢れていて素敵で、その実力も裏付けされたものがあるはずなのに、敗北の描写を入れなかったのがものすごく巧み。言外に失意や失望が表されていて、また自己紹介との対比があって、「羽を失う」ことの重みがありありと伝わる演出が大好き。そのなかで、田舎に帰って、少年と出会って、新たな希望を見つける。このストーリーラインが非常に面白く、物語の続きに期待できました。また機械仕掛けで空を飛ぼうとする、というのが非常にロマンあって心くすぐられますね。『自由意志』にリベンジする瞬間訪れるのかなあ、その時はまた前回と同じ口上で自信満々に勝利してほしい……。好きです。



1-24 越すに越されぬアタカとは〜あるいは時計師が竜を討ち滅ぼすまで〜

・感想

 興味深い作品でした。序盤に受ける字が詰まった印象から、終盤にかけてコミカルなテイストを帯びていくことに若干の戸惑いもありつつ、作品全体としての面白さはあったと思います。金欠気味でアタカに迷惑していて、仕事人のクワンジュ。生活に必要な資格を持っていたことから、アタカ退治に付き合わされることになる……。作劇として今後に期待したい要素が多くて、楽しみになれる作品です。時計師という要素も活きればいいな。素材に対する知見は十分あるみたいですし、そういった点でも辨慶の一員として存在感を発揮する場面があるかもしれません。現地主人公もののお仕事ハイファンタジーを感じられそうで、面白かったです。



1-25 凡ては過去の積み重ね

・感想

 普通に面白かった……。すごいですね。なかなかこういう導入の仕方でハードルを上げて語り口調の話を聞かせるっていうのは、作者様ご自身に才能がなければ非常に難しいと思います。その点『トザメ』の話は興味を惹きつける要素があるからありきたりには思わなかったし、この作品全体のテーマとしてある「店主のミケさんが、きっと不思議で面白い話をしてくれる」を存分に発揮してくれているように思いました。私も話を聞きに行きたいな。オチについても面白かったし、怪談じみた殺人を犯している犯人と対等に話せるこの空間が、とても魅力的。短編連作ものとしてこの作品は広がっていくんでしょうが、ぜひ他にも話を聞いてみたい! という魅力で溢れていました。非常に面白かったです。

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