アルの覚悟に泣かない者はいない
- ★★★ Excellent!!!
いや、泣かない人は泣かないと思う。でも、何も思わない人は皆無だと思う。そこで感じた物が不快だと思って読むのを辞めてしまうのか、それとも『大瀑布』の……未来を失った男の未来を見届けるのか。それは貴方次第。
その後のセシリアの過去話も凄い。安静にして余命1年。その状況で旅に出たいと申し出されて、泣くことすら許されない当主である兄の優しさ。大号泣が止まらないよ〜
このレビューを見て「感動系の小説なのかな?」と思って読むのは辞めた方がいい。主な話は主人公がやりたいことをやって、その結果凄い事になる勘違い系や無自覚系が近い。ただ本人もとぼけてる訳ではないので、好きなことをやった結果、本当にたまたまという印象が強いかな。
ノリと勢いが強く、退屈はさせないと思う。是非読んでみて。