詩人リュシアンは非常にモテる。旅の間に重ねた恋慕も「僕にとってはいつも通り」とのこと。そんなリュシアンも、一人の勇敢な首領の生き様には人生を変えるほどの影響を受ける。詩人リュシアンの変化する日常もまた、この世界では日常的なもの。それでも筆者はその記録を秘められた部分まで書き残す。彼ら、彼女らが生きた日々を忘れ去られぬように。