▶悲しい（シリアス）系セリフまとめ

①どこに？誰に？向けて言っているのか。

『その草履（ぞうり）。もう、ボロボロだね。そろそろ、買い換えないのかい？今時、高価なもんでもないだろう。……ああ、そうか。……キミは、もう履けないのだったね』

②観光地のナビゲーター風

『私たちが今、立っている場所。ここは、ひと昔……いいえ、三百年前には文明が栄えていました。ですが、人間の愚かさが引き起こした大戦により、すべて呑み込まれました。

今や、そこに広がっているのはところどころに残る佇（たたず）んだ岩、そして砂の海。

時の風化には 文明 というのは実に脆（もろ）いものです。』

③シに際

『呼吸をしようものなら、軋（きし）み、骨が痛む。

ジワリ…と滲（にじ）むものがある。

共に地を蹴った仲間も倒れ伏した。長（おさ）も討（う）たれたからには、行く手も分からなくなってしまった。

…自分が意識を繋いでいられる時間も少ない。…ゆっくりと吸って、吐く。目をつぶって、もう、終わりにしてしまおう。』

④シに際（青年ver.）

『スミマセン…、キミをひとりにしちゃいますね……、けど、大丈夫…ですよね？

……だって、ぼくが、居なくてもキミは……ぁ、愛されているから……

ぁはは、泣き顔とか久しぶりにみた、な……どぅか、笑っていて、ください…キミにはいきて……』

⑤恨み言

『…ははっ…何でかなぁ…何でこうなるんですかね…。

シにたがりの貴女には最高の最期（おわり）でしょうね、だって、殺（よご）してもらえたんですから！……ああ、ズルい人だ。こんな時までも……！

僕だって、殺（よご）してほしかった……。貴女の手にかかって、逝（ゆ）きたかった…。聞こえていますか、姉様…。』

⑥恨み言（女性ver.）。

『ほんに、貴様は酷い男（ひと）よなぁ……妾（わらわ）の手を殺（よご）させるくせに……妾（わらわ）は殺（よご）してくれない……。

なぜ、逝（ゆ）かせてくれない……なぁ、なぜなのじゃ？これが、おぬしの言っておった祝福（ノロイ）か……？』

⑦願い

『よう、久しぶりだな。あれから俺もいい歳になった。

……今日も眠ってるんだな。まあ、眠っててもさ。ちゃんとおまえの心臓は動いてる。…髪は伸びるし、爪は伸びる。…おまえの（好きな色を入れてね）色の瞳が懐かしいくらいだ。おまえの声が聞きたい。もう、寝顔を見るのは飽（あ）きた。

……なあ、また話そうぜ。』

⑧弟子より師匠へ

（一人称の変更 自由）

『こんにちは（or こんばんは）、お師匠。

あっという間ですね。俺も先月で成人しましたよ。

な・の・で……ほら！持ってきました。

お師匠の好きな銘柄（めいがら）〜！これ、手に入れんの大変だったから大事に飲んでくださいよ？

さて、一献（いっこん）やりましょう。注（つ）ぎます。

……くぅー…、喉の奥がぐわっとする〜！これ、本当 強いっすね！……あー、うん、空が綺麗だ。

俺、お師匠と酒飲み交わしたいって ずっと思ってました。

だから、こんな荒れた世の中で成人の年齢まで生きれて嬉しいっす。俺はたくさん飲めない性質（たち）なんで、お師匠を満足させられないのが残念ですけど。アナタは好きなだけ飲んでください。いくらでも注（つ）ぎますから。

……お師匠、今まで ありがとうございました。明日から また遠い地へ行きます。次、この場所に戻って来れたときは貴方の弟子として、いろいろ話を聞いてくださいね。約束ですよ』

※そう笑って、弟子は苔むした墓石へと酒瓶の中身を傾ける。

ﾀｷﾂｷ|ू･ω･` )なーんてね。お師匠が生存してても、亡き人でもお好きに解釈してくださいな✌️

公開セリフ

▷８個（2025年5月20日）