応援コメント

第8話 世界が年老いた」への応援コメント

  • 初めて自死を決行した翌日の朝、廊下で看護師が
    「それは……1億5千万ですね」
    って、雑談していました。

    僕は直感的に賠償金だと思い込み
    傷が癒えた後も、鍵が掛かった別館の個室に閉じ込められると言う
    悪夢を頭で描きました。

    2月だったから、プロ野球の年俸交渉の時期でも無いし
    桁の異様に多いあの数字は、何を意味していたのかな?

    作者からの返信

    たぶん、列車での人身事故のことではないでしょうか。
    私の母が社会福祉士で、福祉関係の仕事の関係上、人身事故のその後の話を聞きます。
    列車を止めたら1億円は軽く請求が来る、と母が真剣な顔で言っていました。
    母が精神保健福祉士の習得のため、病院で実習があったんですが、1週間の実習中に5人も自殺未遂で運ばれてきたよ、と言っていました。
    そういう現実的な話を聞くと、私自身が死にたくなったとき、ガードになるんですよ。
    親戚が生活保護課で働いているんですが、自殺の現場を何度か、後始末に立ち会ったことがあり、話を聞くだけでもつらい。
    逆にそのリアルな話が踏みとどまる根拠になっています。
    育人さんも希死念慮に見舞われることもあるでしょう。
    そういう今もきつくなる時が私もあるので。
    やっぱり、死んだらいけない、と母が支援者だからこそ、思えます。