8-5

 コウのマンションに行くので、朝早い目に出て、近くのスーパーでお買い物をして向かった。部屋に入ると、すぐに抱きしめてくれてベッドに連れて行こうとしたから


「あ~ん お昼ご飯つくるよー」


「後でいいよ 一度、楽しんでから」と、私のブラウスとスカートを脱がして・・激しかった。


「なんだか 激しいよー」


「うん ちょっと 会えなかったからネ」


「だって コウが忙しかったんだものー うふっ 久しぶりだったネ お昼ご飯作るネ ねぇ なんかTシャツ貸してよー」


「今日は ゆっくりできるの?」


「ううん コウの夜のご飯作ったら帰る ごめんネ」と、買ってきた材料で中華丼を作って、食べ終わった後


「ねぇ あの時 私がコウを訪ねて行かなかったら・・こんな風になること無かったよね?」


「うーん そうだな だけど・・また どこかで再会していたような気がする」


「えっ そう? 私のこと覚えていてくれた? だって 会っても しばらく わからなかったみたいだったヨ」


「いや それはー 髪の毛が・・」


「じゃーぁ 私のこと 想っててくれたの?」


「あぁ 最初 見た時 可愛くてって だけど 立場上、そんなふうに出来ないじゃあないか」


「そうなんだ 私達 糸で結ばれていたんだネ!」と、私は機嫌が良くなって


「ねぇ お風呂に入るね あとで・・ 可愛がってよー」と、お風呂に入って、この前、置いていったローズの花柄のスリップ姿になっていた。


「ふふっ その姿 可愛いよ」


「だってさー ベッドの横に 吊るしてあるんだもの せめて クローゼットの中にしまっといてよー」


「あぁ いつも ミミと一緒に居るようだから 出しておいたんだ」


「だって こんなの家に持って帰れないから、置いていったの だけど、そんなの なんか 気持ち悪るーぅ 実物がここに居るんだからね お好きなようにどうぞー」と、私は、コウの胸に抱きついていったのだ。

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