第3巻(パンチョン小学校を卒業した)

 パンチョン小学校を卒業した。

 ナオミンといっしょに、マッチャマ城のすぐ下にあるジョートー中学に入学した。

 入学式には、マッチャマ城の山の木々の花、満開でめっちゃきれいだった。

 中学校まで、ナオミンと手をつないで歩いて行った。

 ナオミンはママみたいなところもあって、ボクの制服をきれいに整えてくれて

「ハイッ!行ってらっしゃいっ」

みたいな雰囲気を持ってる女の子。


 いっしょに同じ中学校に通う。

 ナオミンの実家は呉服屋さんだから、風流なオーラも持っていて、身のこなしや言葉も可愛らしい。

 中学校の入学式の日に、マッチャマ城へと向かう途中の道の緑あふれる木々の影で、ナオミンとキスをした!



 ナオミンは、ボクに可愛い服をくれる。

 可愛い下着とかもプレゼントしてくれるから、ナオミンにもらった可愛い下着をいつも身に着けている。


 だから、ナオミンと手をつないで歩いていても、ぜったいに女の子2人で歩いてるように見えてると思う。



 小学生の時に、ボクにいつも抱きついてきていた上級生の女子と、中学生になって、久しぶりに再会した。

 中学生でも、相変わらず、その上級生に

「きゃあああ、あやめちゃんだあ、久しぶり~!1年ぶりかしら~」

って、追いかけまわされることになった。

 相変わらず、ボクを見つけると、走ってきてジャンプして抱きついてチュッてして、また走りさって行く。



 中学生になったら、少年少女合唱団も小学校と同時に卒業した。

 空里も真似して、まだ小学生だから在籍していられるのに、同じように合唱団をやめてしまった。

 空里は、いつでもボクの真似をしたがる。


 空里は小学5年生になってからは、近くの温水プールで年中泳いでいる。

 低学年の子に水泳も教えはじめた。

 足のつかない深いところで、水に慣れさせている。自然に体は浮くことを覚えさせている。

 顔を水につけることを怖がらないように訓練して、水を飲んでも平気なことを教えている。

 それから、水にどんどん飛び込ませて、飛び込むことをめっちゃ好きにさせている。



 ボクは中学で美術部に入って絵を描いている。

ナオミンも美術部に入った。

 ナオミンは服のテキスタイルになるような、きれいで面白い柄を絵で表現している。

 ボクは可愛い女の子のキャラクターの絵を描いている。

 放課後に美術部の教室に行って、いつも好きなように描いている。



 美術の時間に描いた、マッチャマ城とマッチャマの街の風景画で、中学生絵画コンクール金賞を受賞した。

 お城に出向いて、お姫様から直々に金賞の表彰状と金メダルと紅白まんじゅうを頂けた。

 お姫様も、絵とかをめっちゃ好きだから、金賞のボクに対しても、めっちゃ笑顔で接してくれた。

「これからも、この街のために、良き絵をいっぱい描いて下さいね」

って言われた。

 お姫様に、そんなこと言われたら、描かないわけにいかない。

「もちろんです。ボクも絵を描くの、めっちゃ好きだから、これからも、大好きなこの美しき街の絵をいっぱい描いていきたいですーっ」

って、可愛いお姫様に、力いっぱい、しっかりあいさつした。



 美術の先生にも、めっちゃ気に入られてしまった。

 いつも授業中も、ボクの描いてる絵を嬉しそうに見てくれている。

 手のデッサンを描いても

「あやめちゃん、デッサンもうまいね~!可愛い手をよく描けてるわね~」

って誉めてくれている。

 中学では、美術の先生のアシスタントになって、授業の準備も手伝っている。みんなへの伝言係りもしている。


 美術部では、みんなと絵を描いて、フリーマーケットで絵を展示しながら販売もしてみた。

 けっこう、中学生の描いた可愛い絵を欲しい人もいっぱいいて、ちっちゃい子どもたちや、中学生や高校生の女子とかも買っていってくれる。

「お姉ちゃんの描く絵、可愛いね~」

って、子どもたちもみんな、誉めてくれた。

 中学生や高校生の女子たちも

「きゃあああ、めっちゃ可愛い絵~」

って言ってくれる。



 ジョートー中学は、マッチャマ城のふもとにある、めっちゃ歴史ある中学。

 なので、夕方、誰もいない音楽教室から、めっちゃきれいなピアノの音色、聴こえてきたりする。めちゃめちゃ上手いピアノの演奏なので、レコードかと思うほどなんだけど、誰もレコードをかけてピアノ曲を聴いていたりしていない。


 また、誰もいない校庭から、ザッザッザッザッっていう、行進しているような足音も、聴こえてきたりする。


 そんな中学校の校舎の裏だったり、お城に通じる道だったり、ナオミンと2人で、そういうとこに行っては、チュッて、いつもしている。

 ナオミンもボクも、2人でチュッてするの大好き。


 夏休みには海に行って泳ぐけど、中学生になったナオミンの水着姿は、小学生の時よりも、えっちで可愛い。セクシーな体になってる。

 想像で、ナオミンの水着姿の下の裸を想い描くようになった。



 運動会では、やっぱりリレーの選手に選ばれて、走っている。

ナオミンは中学生になっても、小学生の時みたいに応援してくれる。


 そんな歴史ある、マッチャマ城のふもとのジョートー中学に1年間、通っていたけれど、中2になった時に、この国の最南端にある島、オッキナワン島に引っ越すことになってしまった。

 ナオミンは、あたたかい南の島に行くことになって

「いいな~!わたしも行きたいな~」

って言っている。

「遊びに行くねっ」

って言っている。



 マッチャマ城に出向いて、お姫様であるユーリ姫とお会いした。

「中2から、ボクは南の島のオッキナワン島へ引っ越します。美しきこの街のことは、ずっと忘れません」

「あちらでも、好きな絵を描き続けて下さいね。わたしも、こちらから、いつまでも応援していますから」

 なんて優しくて可愛いお姫様なんだあああ。引っ越したくない~。ずっと、このお姫様のおそばで暮らしたいよ~って思った。


 その日、家族で最南端の島オッキナワン島へと旅立った。

 その島のウエノヤマ中学にボクは転校した。

暖かい南国の島だ。空気もめちゃめちゃ暖かくて心地よい。

 空里は、毎日、家の近くのきれいな海で泳げて、めっちゃ喜んでいる。

 家から歩いて、すぐ海に行ける。


 小6の空里は、今いる南の島でも、小1から小3くらいのちっちゃい子どもたちに水泳を教えている。

「あやめっちも、合唱や美術やリレー、なんでも良いから、ちっちゃい子どもたちに何か教えてよ~」

って空里に言われている。

 空里は、自分よりちっちゃな子とかのこと大好きで、子どもたちに、何かしら教えてる。



 ボクは中2になって、めっちゃ女の子みたいな体になってきた。

 ちっちゃい頃から女の子みたいだったけど、中2になったら、ますます柔らかくて、めっちゃ曲線的な女の子の体になった。

 いつも家で1人の時には、裸になって、えっちな下着を着けたりして、えっちな格好をして、それを自分で見ている。

 自分の下着も、ちっちゃく、えっちで可愛く作り変えて着ている。

 可愛い下着もいろいろ集めるようになった。


 海に行って泳いでても、女の子みたいな体なので、まわりの人からも女の子だと思われているみたい。水着も、女子用の可愛いのを着て泳いでいる。



 ウエノヤマ中学に行っても、女子の友達といつもいっしょにいる。女子といっしょに行動している。

 体育の着替えとかも、女子といっしょにやっている。

 カエデ先生からも

「あやめちゃんは女の子みたいなんだから、更衣室や洗面所も女子のほうを使いなさいねっ」

って言われている。

 体操服も女子用のを着ている。

 カエデ先生は体育の女の先生で、だから、ボクは女子といっしょに、女子のほうの体育の授業を受けている。

 カエデ先生は、めっちゃえっちな体をしている。

 体育の時なんかも、体操服を着ていると、おっぱいもお尻もプリプリしていて、可愛くて、めっちゃえっち♡




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