詩　死を拒む命の声

　死にたくないから生き続ける

　生きる理由は見つからないのに

　足手まといだね　言われなくても

　分かっているから　言わないで

　ここにいてもいいのかな

　分からない

　確信がなくて

　不安でいっぱい

　いつも思っているのに

　ずっと悩んでいるのに

　離れられない　離れない

　死にたくないよと苦しみ続ける

　死なせたくないよと苦しみ終わらず

「大切な人たちの命と自分の命」

「どちらをとるかなんて分かりきっているでしょう？」

ーー死にたくなかった所を助けられた

ーー生き続けたいから助けてもらった

「この居心地のいい場所を失いたくない」

「けれど離れなければ私以外のその人が死ぬ」

「ストーリー」

　死神の気配が見えるの。

　待って！

　もう少しだけ時間をちょうだい。

　まだ、答えを出すには早すぎる！