「我が妹よ。私たちの前に牛がいる!」

「お姉ちゃん。また異世界に召喚されちゃったね」

「我が妹よ。だが異世界に召喚されたのに目の前にいるのは乳牛しかいない!!」

「お姉ちゃん。確かに異世界に召喚されたのに乳牛しかいないけど……」

「我が妹よ。乳牛がいると言う事は近くに人家があるに違いない」

「お姉ちゃん。そうなの?」

「我が妹よ。目の前の乳牛たちにはカウベルが取り付けられている。つまり乳牛をきちんと世話している人がいると言う事だ」

「お姉ちゃん。今回のお姉ちゃんは冴えているね」

「我が妹よ。お姉ちゃんは学校の授業中はよく寝ているが不勉強でもなく知識欲は人一倍あるからね!」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんの学習意欲はわかったけど、どっちに移動するの?」

「我が妹よ。乳牛が移動したらついていこう」

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