熱い味噌汁

人間 という 生きもの は、苦悩・悲嘆・絶望 の 最中 に あっ ても、 そこ へ 熱い 味噌汁 が 出 て 来 て 一口 すすり こみ、(あ、 うまい) と、感じる とき、 われ 知ら ず 微笑 が 浮かび、生き甲斐 を おぼえる よう に でき て いる。

大事 なのは、人間 の 躰 に そなわっ た、 その 感覚 を 存続 さ せ て 行く こと だ と 私 は おもう。



池波正太郎  「私 の 正月」(日曜日 の 万年筆」より



自分自身、病気で一番苦しい時、美味しい味噌汁に救われたので。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る