7話 魔物の口を持つ王子様(後編)
「『
デンタルスライムが
デンタルスライムは王子殿下の口の中でぷるぷる、
さて、どうしましょう。
プラスチックと
あれを
あれには、
ただ、前世の歯列矯正は「矯正
前世の歯科矯正をこの
ただし、この世界ではデンタルスライムが
スライムの
「王子殿下はおいくつですか?」
「十歳でいらっしゃいますよ」と
「
「
「殿下の歯並びを、
「僕が
「
「せっかく
王子殿下の
「そうならないために、王子殿下の歯列を
その
「
十四歳から身長が急にのびた。
私は
ただ、
国王陛下に
何と。
そうですか。
「王子殿下をむさくるしい魔物狩りなどに
王妃陛下は、王子殿下に近づいてきたパーロ公爵閣下から
そうこうしているうちに、デンタルスライムの震えがなくなりました。
「そろそろ、デンタルスライムが歯並びを整え
「「「「「はああ!?」」」」」
わらわらと、
「ただし、王子殿下の歯並びは成長期中あるいはこれから成長期を
「そんな!イーツ・フォーリア、どうにかなさい!貴方、
王妃陛下が
「では、きれいになった歯並びをそのまま
スライムの
「マウスピース?」
「脱脂?」
「聞いたこと、あるか?」
「無いぞ。何だ?
入れ歯か?」
皆さん、王子殿下の口から出て来たデンタルスライムと、僕と、王子殿下の口の中をキョロキョロ見ています。
「スライムを
それが今までのスライム
だから、スライムの
「僕が使うのはスライムそのものではなく、
スライム
「
蛇は
スライムの脱脂に
王室侍従長は僕の
「デンタルスライムの幼体に歯列の最適化を
デンタルスライムは口の中を住処とするのです。その
全自動は食前・食後・就寝前に
半自動最適化は食前・食後・就寝前にデンタルスライム脂で作ったマウスピースを
手動は歯磨き
「
「自動は
僕がそういうと王妃陛下は歯並びの良くなった王子殿下を
そうですよね。デンタルスライム脂ではなく、デンタルスライムを口の中で
ですが、王子殿下はお
「半自動最適化と歯磨き指導、
「
王子殿下は
「
デンタルスライム、脱脂出来そうですか?」
ぷるぷるぷると震えだしたデンタルスライム。
にゅるんと
「少しだけ
「ご
こちらへどうぞ」
湯煎にかけている
すぐにぐにゅぐにゅになって、のびています。
「さあ、王子殿下。まずは上の歯から入れますよ。お口を
あーん」
僕は
これで、
ここはスライム
ブリッラ
そこにはエンブレイス
「イーツ
王子殿下の歯並びを
どうして、
一か月ほど
あの
まずは、王子殿下の歯並びが
「ブレイスさん。
スライムたちに
「与えていません。私が
謁見の間でスライムを
「では、スライム
貴方、
「スライム脂でベトベトになることもあるので、スライム保護区
「「おやおや、お
エンブレイスさんと僕は
スライムたちはあれから、
もちろん、
ピョンピョン。
「スライムの
「御前たち、
おいたん……。
ちょっと、まだ、高級パンは
おいたん、ちょっと。
ちょっと!
嗚呼、あげちゃった。
「『べー』してますよ。
「『べー』出来て、
ちょっとした
僕は前世からこの世界に来て、スライムと
ありがとう、
【イヒヒヒヒヒ。
だがな。
密猟者はいなくなってはいないぞ。
いや、イーツ・フォーリア。
イヒヒヒヒヒ】
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