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ドリップコーヒー

ドリップコーヒー

鳥海 摩耶

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★12
5人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 有明 榮
    37件の
    レビューを投稿
    ★★ Very Good!!

    発想の転換

    このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(89文字)

    • 2022年9月3日 00:19
  • 綾波 宗水
    134件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    読み進めるごとに読者は困惑するが、想像を経て、納得へと至る。

    タイトルから感じられる芳醇なイメージとは裏腹に、作者の、ドリップコーヒーそのものの目線で描かれる、ひとつひとつの工程が実に独特であるが、奇を衒ったものではなくて、なるほど「エッセイ・ノンフィクション」である。

    コーヒーは資本主義の象徴であるといわれるが、作者のいう「罪の味」はそれとはまた異なった発見的知見である。

    コーヒーができあがる頃、語り手、いや「飲み手」のことを思わされるよう巧みに仕上げられている。罪は罪だけでは存在せず、それを行う者がいて、それは罪たりうる。

    • 2022年9月2日 23:35