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誹謗大傷

誹謗大傷

作家:岩永桂

おすすめレビュー

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★★★
★4
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 哀無風(i'm who?)
    33件の
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    ★★★ Excellent!!!

    現代風刺かはたまた。読み手の抱くものは? 言葉一つ一つが深い。

     読んでみれば、考えさせられてしまう。
     風刺だ、皮肉だ。そう感じた。
     良くも悪くも。人と人が肉体をもって対面していたほんの数十年前まででは、想像もできない歪な人と人の繋がり。
     誰しもが『本当』ではない仮面、なのに誰しもが『真実』をさらけ出せてしまう。
     だがしかし、今やそれは当たり前の世界であり。しかも、そんな世界で誰彼と繋がる為には、歪みを容認するのさえある種の処世術な一面もあるのだ。これ以上の皮肉は無い。あぁ、深く考えさせられてしまう。

     きっと私も、目を曇らし。こんな世界で生きてきた。これからも、生きて行く。

     けれど。私の醜さ『怖いもの見たさ』とでも言い表せば良いやら。この御作を読んだ他の“誰か”は、どのような情を抱くのか。興味をもってしまう自分も居るのだ。

    • 2022年8月30日 22:05