キャラクター

相浦光隆

2034年3月12日生まれ、12歳。

身長:145cm

能力:水を操る能力

役職:海護財団アルニラム中隊長兼航海士

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　海が大好きで天然無邪気な少年。容姿は整っており、時折女の子と間違えられるためにボサボサにしていた（何なら幼馴染の光音にも姉の服を着させられていた）。その能力が地球の海に親和性が高いようで、精神的に不安定になった時に取り込まれそうになる。

松浦光音

2034年3月7日生まれ、12歳。

身長152cm。

能力:水を操る能力

役職:海護財団アルニラム中隊所属艦“LA15ミライ”艦長兼操舵手（敷校での役職なし）

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　長い白髪紫色の目をたたえる少女、幼少期に光隆に助けられてから幼馴染として側にいる。目の色は紫。

　母と共に失踪した兄弟である景治に対して複雑な感情を抱いているが、景治から託されたLA15“ミライ”を異空間から呼び出し戦闘する。その操船技術は財団屈指とされ、興一の妻である都姫から示現流剣術とともに教わった。

松浦祐希

2034年2月10日生まれ、12歳。

身長150cm。

能力:触手を操る能力？

役職:アルニラム中隊オペレーター（敷校での役職なし）

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　光音の従姉妹。白髪をポニーテールに纏めたオレンジ目の少女、前にいた学校では学級委員長を務めていたが為にいじめを受けていた。掛瑠がそれを庇った事により、掛瑠にいじめの標的が変わった事に罪悪感を抱いている。

　没個性気味である事を気に病み“自分を表せるもの”を探しており、学級委員長になったのも没個性気味を脱却する為であった。

　今は自分を表せるものを、自分で見つけようとしている。そしてカメラで自分の見たものを表現する、という形に落ち着いている。

相浦掛瑠

2034年3月12日生まれ、12歳。

身長:140cm

能力:氷を操る能力

役職:敷島能力術学校生徒会書記（アルニラム隊での役職なし）

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　光隆の双子の弟、されど光隆とは一見反対の根暗かつ内向的な少年。目の色は深緑。

　根暗だが父親譲りの正義漢であり、それが故にいじめられる等彼の生き辛さの根底にある。歴史好きで、正義感が強いが同好の士であるチョウナの発言を見てドン引きしている。

　割とマイペースだがメモ魔で、それは嫌がらせの内容を帰ってから全て書き記していたからである。悪筆なのも、その時の感情までも吐き出そうとした為である。

弓張興一

2022年5月5日生まれ、24歳。

身長:160cm

能力:重力を操る能力（ブラックホール特化）

武器:日本刀（無銘）

役職: 海護財団第三機動艦隊司令長官兼敷島能力術学校準備室室長

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　温厚で賢い人格者、それでいて切れ者と評される光隆達の先生。弓張重工の御曹司だが、割と庶民的な価値観を持つ。

　科学技術副本部長として、特殊能力の研究と制御を教える敷島能力術学校設立に奔走。光隆達はその準備室に所属している形になるが、景治総司令によりアルニラム中隊として編成された。

　特殊能力に呑まれてしまった過去があり、生徒達の特殊能力行使には慎重的なスタンス。それの世間的な露呈と、危険視される事を恐れており緊急時以外は見せない。

　ひとたび彼が“重力の能力”の本気を出すと、幾千もの怪物“レトキシラーデ”の群れを粉微塵にできる。その為“太平洋の荒鷲”という渾名まで付いた。ショタコン気味なのが玉に傷。

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　子供達ばかりに戦わせてしまい申し訳なく思っているが、大体興一が前線に出れない時は“ある計画”の責任者にされ、人類数十億人を犠牲にするか否かを問われているのだ。

弓張都姫

2021年8/8生まれ、25歳。

身長:175cm

能力:重力を操る能力（操作特化）

武器:日本刀（無銘？）

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　割とサラッとした性格の美人さん。だが愛弟子の光音の事を娘の様に思っている興一の嫁。弓張重工の現CEOで御家騒動の後求心力の回復に務める際に室蘭付近に大規模な工業地帯を建設した。

　民間軍事会社“弓張警固”の指揮権を有し、有事に興一同様に戦いに赴く事もある。その際は示現流剣術と重力の能力で敵を蹂躙する。

　自分の祖父弓張潤三郎の経営手腕を最も受け継ぐ存在として期待されているが、教員としての手腕は興一に継がれた様だ。

松浦景治

2029年生まれ

能力:未来干渉・ミーム操作・能力租借

武器: 日本刀（無銘）、SIG SG550（アサルトライフル）、海護財団総旗艦“セイファート”

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　光音の姉で14歳で総司令になった異端児。

　母である松浦ツムギと共に失踪した為に光音から置いてかれた事に恨みに近い感情を向けられてる。また、景治の初恋の相手は自分を立場関係なく見てくれた光隆。

　指揮能力や戦術眼、求心力はかなり高く単騎でもかなり強いが、未来へ干渉する力は負荷が大きく時折昏倒してしまう。

歌浦イズナ

？？年生まれ

能力:水流操作（現状最強）

武器:ランチェスター短機関銃

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　松浦景治の秘書兼海護財団保安部長。しかし性格は朗らかで表裏がない。だが、守秘義務はしっかり守っている。景治の補佐をやりながらも、ギスギスした事を嫌い組織内の問題解決に勤しむ。紅茶党。

　誰とでも仲良くなれる性格で、時折シフト空いている人を集めてBBQをやっている。

　「○○デース」や片言の日本語を話すが失語症を患っていた際に治療の為に一種のショック療法の結果だった。

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　総司令直掩の第一機動艦隊提督として、空間認識能力や素の戦闘力も高く作路の撃破も可能だとか。

諫早陸唯

2033年9/7生まれ

能力:熱を操る能力

武器:魔法の杖、試製44式腕部拡張機動防楯（開発コード「スイギョーザ」）

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　光隆の幼馴染、日本人とアイルランド人のハーフ。父親の仕事の都合上イギリスに移住、ヨークのチームをイングランド少年サッカー全国大会へ押し上げた。

　その為天然ボケをかましやすい光隆や統率力の低い祐希より、リーダーシップを発揮する。興一よりも全員の精神面のサポートをやったり良識的な感じで、大抵ツッコミ役になる（だが悪ノリを始めると掛瑠か興一が止めるまでやらかす）。

　カンナとチョウナ（グラバー姉妹）とは移住以来の友達であり、魔法使いとしては二人の方が上で陸唯は物体浮遊術しか使えないという。

カンナ・グラバー

能力:魔法

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　陸唯がヨークで出会った友達、グラバー家の長女。お嬢様口調で優雅にしようとしてるが割と年頃の女の子。まともな感性してる（当社比）。

　グラバー家は元来魔法世界と通常人間世界の往来を管理する一族だった為、交易に長けておりそのノウハウが役に立った結果トマス・グラバーは日本に来たとされる。

　来日した後は、その諸々に驚いていた。

チョウナ・グラバー

能力:魔法

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　カンナの双子（一卵性双生児）の妹、魔法世界唯一のミリオタ。通常人間世界についても割と知っているが、その情報源がノコノコ動画のため他魔法使いから若干嫌われている。召喚系魔法が得意で使い魔として戦車や戦闘機、軍艦を出してくる。

　オタク気質かつ近代のセミプロを名乗っており戦術や戦略、兵器に関しては知識が深い。光音が選定したSFリストを地味に全部見ている為に光音とは話が合う他、歴史好きとして掛瑠とも時に衝突し時に協力する関係。

川内信之

能力:？

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　旅館「かわうち」に養子として入った少年。草津の事、自分の旅館のことを愛しており手伝いを学校を休学してまでやる。何なら教育委員会による「学校来なさい」という説得すら蹴る程の男。

　性格は仕事人気質ではあるが、比較的温厚篤実。尚且つ一度教えて貰えばある程度技術を自分のものに出来る。

小佐々進矢

　雑貨屋の一人息子で父は配管工、本人は草津の良さをアピールするストリーマー。しかし嬬恋での土地買収や諸々に対する監視役として海護財団に雇用されたエージェントの一人であり、映美に逐一情報を流していた。

　彼は学校に通っており、同級生の信之にプリントを渡す関係だった。性格は割と皮肉屋だがストリーマーとしてはキレキレである。良くも悪くも若者という感じだが、仕事に対しては熱心に取り組む。

　延岡泰郎

　敷島に居を構える居酒屋の一人息子で野球をしていた際に光隆達と出会う。上2人よりも早くに登場したが、彼の母親の実家がその居酒屋。母親の影響で関西弁。

　特別な力なんて持っていないが、彼もまた光隆の友達である。

松浦映美

能力:細胞と毒を操る能力

武器:不明

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　祐希の姉、景治と同い年（2029年生まれ、17歳）の従妹。毒を操る能力や細胞操作能力を有する。

　景治と対照的に自由人であり、昼行灯だと妹の祐希からはみなされている。しかし高校卒業認定試験にノー勉で合格したという。

　その正体は海護財団のエージェント「カーネリアン」であり、エージェントの中では特例の准将として扱われている。

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　初代カーネリアンから薫陶を受けており、戸次流山伏術も交えた乱戦が得意。初陣にて重要文化財の破壊行為をした環境活動家を捕らえて、ぶん投げて浅い川の川床に叩きつけるなど豪快な戦い方も好む。

柚木賢三

　海護財団第四機動艦隊司令→連合機動艦隊司令（第五機動艦隊と合併）

　五島列島出身で、西海澪の幼馴染。まともな学生生活を送った事のない興一から先輩と呼ばれるようになった。面倒見のいい兄貴分的な性格だが成茂みたいに荒々しくない、寧ろ飄々としたタイプ。

　景治からも一目置かれており、海護財団の日本近海防衛の要となっている。

　示現流を習っていた事以外はほ能力は一般人であり、剣を持って興一や都姫（示現流免許皆伝者）と渡り合える。

　西海澪

　海護財団東亜探題司令兼副司令（中将）→海護財団第五機動艦隊司令（少将）→連合機動艦隊旗艦“リア・フィル”艦長（准将）。

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　賢三の幼馴染で、海上自衛隊が日本国防海軍に改組する前最後の幹部候補生学校主席。だが上官が許容しかねる程海賊に対し容赦がなく、独断専行が多かったかった為に追放された。

　以降幼馴染で五島列島奈留島の生き残り同士の賢三と行動を共にする。

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　性格は昔は活発な少女だったが、奈留島壊滅と共に感情的かつ苛烈に敵を蹂躙する様になる。その為「連合機動艦隊」という形で賢三は澪の手綱を握ることになる。だが戦況判断は興一を超えるともされ、提督としての実力は確かだという。

　尚、財団に抜擢されてすぐ重役になったが、その後段々と降格しているものの、本人からして見れば「性に合っている」人事であり不満はないのだとか。

吉野秀喜

　埼玉県のボロアパート出身で、シングルマザーの下育てられた琴子の兄。中学卒業後、妹の教員になる夢を応援するために発足したての海護財団に入る。

　海護財団第9遠征打撃群在籍ノーザンプトン級の艦長だったが…？

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　寿桂独羽粛清後に第九遠征打撃群の指揮官となり、部下の壱岐成茂と共に切り盛りしている。

吉野琴子

　海護財団科学技術本部特殊能力研究部に所属。

　秀喜の妹（1歳差）で興一と同い年。比較的貧しい生まれだが努力して大学まで行き、養護教諭の免許を取得。素質は興一からも認められている、可愛いお姉さん系の人。

弓張果苗

　海護財団科学技術本部長で興一とギリギリ同学年の妹（4/1生まれ）で、稀代の科学者で分析から発明まで出来る才女。むしろそれ以外の部分（家事スキルとか）では無能になってしまっている。

　一応災害の能力は持っているが実力は弓張家最弱とされているものの、一撃で高層マンションを根こそぎ破壊できる。IQは興一を超えているらしいが実際数値は不明。マッドサイエンティストという評判はあるものの、本人は至って理性的かつ人道に配慮しているものである。

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　果苗が小学生の頃に松浦ミナト（光音母の末妹）と一緒に遊園地に行ったがその際に事故って彼女が“いなくなった”。

　生き残った果苗は「人間の幸せの為に存在する機械が、人間を殺すなんてあっちゃいけない。人間は科学を超えた存在だ。そう考えて、実証するために私は科学者になった。科学は私にとって、屈服させるべき敵なんだ」という信念を持つ。

　コーヒー好きの甘党で、キラ・フォボスのケーキやマーチーのビーカープリンが大好き。

弓張作路

能力:災害操作

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　都姫の弟、海護財団財務局長（准将）。23歳。普段デスクワークは完璧にこなすが、お酒が入るとバーサーカーと化す。バーサーカーとなった作路を止めれるのは興一など限られた人物しかなく、彼らがとある事件の事後処理の最中にある中東の国が海護財団の支部を襲った（目的は武器略奪）際に友人が○されてしまい報復攻撃として徹底的に周辺国諸共滅ぼした。

　また密造酒を作っており興一は呆れているが、その酒は美味しいようで一部では好評。自分で酒造を作ろうとしている。

　興一を「兄者」と呼んで慕っている。

　弓張政一

　能力:災害操作

　弓張家の大御所で現内閣府宇宙政策委員兼レトキシラーデ対策委員会会長。44歳。政治能力は非常に高いが、致命的に子育てが下手かつ頑固者であった。

　海護財団発足の提唱者の1人であり、頑固ではあるが逆に筋の通った意見に対して柔軟に取り入れることも出来る努力を有する。

　尚弓張重工理事時代、競馬興行に於いて兵器名を馬名にして顰蹙を買うもその馬の実力で黙らせた。

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　災害を操る能力の破壊力は尋常ではなく、予兆もなしに震度6弱の地震やプリニー式噴火などを発生させる。

壱岐成茂

　暴走族“MANBA”総長→海護財団海兵師団予備室長（二佐）

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　一時期関東を二分した暴走族をまとめ上げていたが、初代カーネリアン（明香）によりボコボコにされて海護財団に強引に加入させられた。実は日独ハーフだが、面識は全くなかった。

　レトキシラーデ紛争により、父方の実家である壱岐に帰省するも上京。しかし成績が振るわずドロップアウトした所、海護財団に拾われた形となる。

　その後MANBA元構成員を主体とする壱岐海兵師団予備室が結成され、厳しい訓練を自分たちに課している。

滝川在斗

　海護財団科学技術本部基底技術部長（二等海佐）→3代目海護財団内務本部長兼副司令（中将）（前任者は西海澪で、その前は小早川某（殉職））。

　果苗曰く「応用の天才」地球系統の技術により新たな兵装などを開発する部門の長で、ノーザンプトン級船体を利用した簡易フロートや揚陸輸送艦などを発案し実戦投入させた。

　同期の真澄の海洋高速交通システムに興味があり、彼の研究をバックアップしていた。

　海野真澄

　海護財団科学技術本部、基底技術部技術職→同部長

　スーパーキャビテーションシステムを利用した水中高速交通システムの開発に熱心で、在斗が東亜探題兼副司令となり彼は同部門の長となる。

　彼杵茜

　海護財団本部副司令兼参謀本部長（歌浦玉望の後任）

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　階級は中将。コミュ力おばけでかつ問題児の多い海護財団幹部をまとめ上げる人望を持ち、景治が光隆枠だとしたら彼女は陸唯枠だろう。特殊能力は不明。一応戸次流の手解きは受けている。

　参謀本部として主に各探題の統括などを行っている。

　戸次了

　羽合探題第一守備隊長→羽合探題司令（准将→少将）

　戸次流山伏術なる、本来の山伏術とは体系が異なる異能の使い手。その正統後継者。しかし、婚約者であった歌浦玉望元副司令（茜の前任の副司令で元第六機動艦隊提督）が殉職した。それでも彼女の求めた平和のために、前に進む。

　尚日頃から絶妙に運が悪い。

　レイラ・ポインセチア

　海護財団敷島本部守備隊長→第六機動艦隊司令（少将）

　初代カーネリアンこと明香・ポインセチアとカリフォーニア工科大学人文学科、元准教授テオドリック・ポインセチアの間に生まれた娘。

　自分こそが戸次流の正統後継者と主張し、戸次了と戦功を競い合っている。また、彼杵茜副司令の事を慕っている。

筑紫双樹

国際連合事務局ウィーン事務局 国連薬物犯罪事務所職員→国際連合安全保障理事会レトキシラーデ対策委員会副会長→海護財団本部副司令（2040-）

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　海護財団の副司令。どこか掴みどころがない副司令で、国連から来た外様だが科学技術や歴史など幅広い知見を持つ魔術師である。34歳。

　性格は冷静沈着かつ冷めた性格をしており、部下を道具としてしか考えていない。されども道具のメンテナンスも持ち主の仕事と考えており、それが部下思いと見られている要因である。

　北海道出身（少なくとも高校・大学は）で、6年前（2040年）に海護財団が対海賊作戦などの任務が増えてきた事により安保理のレトキシラーデ対策委員会がそのまま海護財団に編入された。安保理時代に各国の科学者ネットワークから優秀な人材を集め、海護財団に時折技術者を送り込んでいた。それにより、荷電粒子砲の普及に漕ぎつけた。

　

六角モチヨ

　能力:戸次流山伏術

　武器:AK47

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　海護財団金沢瑞景サイト7・サイト6管理官。

　ドイツ出身だが浅黒い肌の難民の子で、ストリートチルドレンだった所を戸次明香に拾われた。六角は初代カーネリアンこと戸次明香（アスカ・ポインセチア＝初代カーネリアン）が身元引受人となった時に明香が持っていた本から付けたもの。

　2022年以降の第二次大祖国戦争にて、Mi22ヘリを用いて第二ロマノフ軍の空挺部隊を“自分も降下兵になる事により”銃撃し幾度となく殲滅している。

　その他にも、裏社会のルールに長けており全てのエージェントは彼女と初代カーネリアンが育てたといえる。

　今は金沢瑞景管理官として、映美のバックアップやフォローを行っている。

　三浦福松

　海護財団第二機動艦隊司令（少将）→海護財団欧州探題司令官（少将）。

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　平戸出身の32歳。弓張潤三郎（後述）出身の旧帝大卒だが、高学歴就職難時代と言われる西暦2038年の直前に弓張重工に入った。潤三郎と同じ人文学科歴史学コースを学んだのちに、弓張重工に入るも、海護財団（彼杵茜）からオファーが入り（給料高いので）出向。政一の弟、政三郎（34歳）とは写真部時代からの先輩後輩関係。

　対レトキシラーデ作戦では着実に戦術的・戦略的勝利を重ね、相手の盲点を見出してそこを潰すのが得意。クランプス攻略戦でも一定の戦果を挙げている。その功績で欧州探題の司令官に抜擢されて以来現在に至るまで8年間、欧州の守護神として君臨している。

　そんな彼女は無能力者だが、知略と外交に優れており欧州探題を属人的組織からシステマチックな組織に仕立て上げる事を行っている。またゲリラ戦も得意で、海護財団初の電磁浮遊式コルベットを用いた作戦を立て戦火をあげる。

　筑紫双樹並びに弓張興一と連名で、荷電粒子砲艦隊の現在の基本的な運用法である「乱戦特化ドクトリン」の提唱者である。

歌浦玉望

元海護財団副司令。

歌浦直人

元羽合探題司令。歌浦玉望の父親。

　弓張潤三郎

　長崎県教員→鹿児島県教員→神奈川県教員→弓張重工大御所・全国自由教育研究会理事・馬主

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　弓張家の教育に大きな影響を及ぼした、偉大教育者。元は弓張家の財閥的な側面を嫌い教員になったが、何の因果か弓張家の大御所になる。弓張重工の年功序列的給料制を維持しながらも、優秀な人間への報酬を強化し福利厚生をTO○OT○並に高めるなど、改革を行った。組織改革に関しては、教員時代に上に求めたことをやったに過ぎないらしい。

　また、教育者としても現在の弓張家4人衆が庶民的かつ素朴な価値観を持って育ったのも彼の功績である。教員時代五島では柚木賢三と西海澪の親戚と思われる人の担任になっていたり、興一が教職を目指した理由になっていたりと本編への影響は思いの外高い。

　しかし、競走馬ハリノサディウスの馬運車が雨天で前の車と追突事故を起こし、未来ある子供たちの未来を失わせるきっかけを作ったと精神的に追い詰められて自害した。

アスカ・ポインセチア（戸次明香）

　

世界観

　海に眠っていた怪物達が世界を襲う西暦2046年。怪物達に抗うために作られた海護財団、少年少女たちは船と秘められた力を使い、怪物“レトキシラーデ”がもたらす滅亡に抗う。

○用語

　海護財団

　海から現れた怪物“レトキシラーデ”と戦いつつ、海上交通の保護や海賊の鎮圧を目的として設立された組織。近未来的な艦船を7000隻以上保有しているが、未だに問題の抜本的解決は出来ずにいた。

　敷島能力術学校

　主人公、相浦光隆たちが過ごす学校。カリブディスという船の上にある。海護財団が運営しており、弓張興一が唯一の教員として在籍している（増員予定あり）。

　ライラック艦

　海護財団が保有している紫色の軍艦で、35隻いるとされる。主人公の光隆や、ヒロインの松浦光音はLA15“ミライ”と呼ばれる船を総司令松浦景治から預けられる。

　陽電子砲や星団破壊兵器と噂される“プロトゲイザー砲”というオーパーツじみた武装を有する。装甲も硬く、水爆でやっと歪ませることが出来ると噂される。

　この艦の内部情報は、海護財団科学技術本部職員や機動艦隊職員などごく限られた人物にしか情報が共有されていない。

（作中では基本陽電子砲を撃つ艦艇はライラック艦であり、その定義は紫色に輝くトスミウム装甲とトレンシウムを動力として運用している事だ）。

　特殊能力

　光隆達が持つ秘められた力。人類の叡智を結集した量子コンピュータで10年演算しても解明には至っていない不思議な力。

　しかし、継承のメカニズムについては目処が立っている。

　アビリティア因子

　血液中にこの因子がある場合、特殊能力を行使でき、遺伝子にさえ刻まれているとされる。血統での継承の他にも、生後8時間以内ならば後天的投与の成功例がたった2例だけある。

　自然発生

　いわばこの世のバグ。血統も何も関係なく、偶然にその力が眠っていて何かの拍子に発現したパターン。

　血統での継承はできないが、諫早陸唯や相浦隆元などがこれにならぶ。

　魔法

　この世には物体の中に“エーテル”が眠っていて、それを自分の体の中のエーテルと共振させて物体を動かしたり変化させたりと、物理構造を根本から組み替える事ができる。

　魔力（エーテル）が偶に無尽蔵に湧き出ているスポットがあり、それを“魔力源”とするが、怪異により汚染されている事が多い。

　ライラック艦以外の海護財団の船

　沿岸警備用のコルベットやフリゲート、主力となる駆逐艦や巡洋艦がいる。しかしライラック艦より装甲は弱い。

　それでもミサイルの一発で沈む訳もなく、荷電粒子砲やリニア砲（いわゆるレールガン）などを打つ事ができる。カリブディスもその一つで、同型艦が航空巡洋艦になっている。

　武装は荷電粒子砲や重粒子砲、リニア砲など。

　魔導実験艦

　敷島能力術学校に預けられた二隻目の船、オーバーカム。それは科学的な魔法のプロセス解明と、魔法の出力増幅などを目的として建造された。魔法を使う時は、船の上に天使の輪（いわゆる“ヘイロー”）が現れる。

睡眠時催眠学習装置

敷島能力術学校の生徒達の脳に、睡眠時に知識を蓄えさせる装備。これとドリル、興一さん達の教育で生徒達は学ぶ。

基礎的な知識はこちらで学び、得意分野にリソースを割く方針で行なっている。

機動艦隊

　基本的には、米軍が誇る空母艦隊のような超大規模艦隊のことを指す単語である。しかし海護財団の機動艦隊は、対レトキシラーデの決戦戦力として存在している。概ね定数150隻から300隻。

遠征打撃群

　基本的には、機動艦隊に及ばないものの即応用の戦力として運用される。概ね定数50隻程度だが、筑紫双樹麾下の艦隊はその限りではない。

探題（海護財団）

　海護財団の事実上の地方方面軍の司令部。

　東亜・欧州・羽合の3箇所に設置されている。

レトキシラーデ

　端的に言えば宇宙怪獣。2036年に出現して以降、10年に渡り地球人類と戦争をしてきた。

　エネルギーを求めて、原発・原潜や火山などのエネルギーを取り込み“女王”に供物として捧げる存在。

　レトキシラーデには女王の下に地方を統括するクランプス（ヨーロッパ中部のサンタ＝聖ニコラウスに付随して、悪い子に罰を与える悪魔が由来。命名:歌浦某）がいる。

　その下に通常のレトキシラーデの群体が推定1000万体以上存在するとされる。自己再生能力とコアにエネルギー増幅機構が確認されているが、エネルギーを変換したり生成する事は出来ない不完全な状態との事だ。

ゼーエホール

　レトキシラーデの支配域拡大の最中、突如勃興した勢力。多数の魔術師や能力者を抱え、海護財団の壊滅を目論む組織である。

　彼らはレトキシラーデがエネルギー源となる存在を襲う事を理解し、彼らが変換できない魔術への回帰を提唱。魔力井戸となる地域を襲撃し占領する他、危険薬物や武器の取引なども行っている。

　西暦2046年現在、アフリカの大半がゼーエホールの手に落ちてしまっている他、地下組織が先進国各地に点在している。