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  • これまで読んできたこちらの作品群とはやや毛色の違う、お仕事エッセイ風短編、という感じがしますが、実を言うと私もいわゆる「交通誘導員」のアルバイトの経験がありまして、なんとなくこの話の空気感はわかるつもりです。まあ私の場合は大学浪人時代から大学前期時代に空いてる日だけ入る、という感じの勤務ぶりで、それほど不愉快な思いもした記憶がありませんが(私が気づかなかかっただけかも)、今でも盛夏や厳冬のさなかに道路でこの仕事をやっている人たちを見ると、「おお、やっとるなあ」と頭の下がる思いがします。
    というプロレタリアート文学的な筆致で読者の共感を呼び起こしつつ、例の作業員はその後「一度も目にしたことがない」と、あえて「報いを受けた」とも書かずに突き放した終わり方にしている点で、しっかり怪異譚足り得ていると申しますか w。今時で言う「ざまぁ」ですが、地味に怖いなあと。
    タイトルが字面の上だと、主人公の社会的位置に対する失望・不満のようにも読めるのですが、青年が幻視した母親の描写を読んだ後では、一周回って「それでも母は支えて守る」という反語と受け止められますので、読後感がよいですね。何かしら熱い思いのこもった一作でした。

    作者からの返信

    湾多珠巳 さん
    御清覧とコメント、ありがとうございます

    >実を言うと私もいわゆる「交通誘導員」のアルバイトの経験がありまして……それほど不愉快な思いもした記憶がありませんが……

    不愉快な思いをせずに済むのであれば、それに越したことはないですね

    >あえて「報いを受けた」とも書かずに突き放した終わり方にしている点で……

    私のようなアマチュアが斯くのたまうのも夜郎自大な感じがしますが、ある程度の客観性といいますか、執筆の際には、善悪をはじめとして作中のものごとに対する距離感を保って書くことにしています

    >タイトルが字面の上だと……

    私はあまり作者のパラフレーズを好まないので、該タイトルは尾崎放哉の句のオマージュであるとだけ申し上げておきます

    感謝