第12話


☆☆☆ お昼の時間 ☆☆☆


「 あ~ごちそうさま 」


「 お腹いっぱいになったら眠くなってきちゃったな 」


「 そう言えば れもん 今日あくびばかりしてたよね 」


「 うん、なんか眠れなくてね、昨日一睡もしてないかも 」


「 ははあーん、それは恋に関する事とかだったりして… 」



美羽にだけは…


親友の美羽にだけは言っておこう


「 あのね…じつは…


その時だった


教室の扉が静かに開いた。


そこにはひとりの男子生徒が立っていた。


教室内は急に騒めき始め、女子達の視線はその男子生徒に向けられた。


何故なら


そこにいたのは、あの、美少年の大野涼太だったからだ。


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