第22話 「呪術師カインの策略」
「憎っくき 神官長セツラよ!」
サイカ呪術師長は、王都神殿の玉座に座り、側近幹部である呪術師カインを前に怒り狂いながら、大声をあげていた。
「サイカ呪術師長様!どうか落ち着き下さい!
神官長セツラの命を奪うべく、呪いの儀式が24時間日夜、100人の呪術師が執り行っております。」
「生ぬるいわ!!!
今すぐアサシン暗殺卿を送りこめ!!
<しかし・・これまで我らの呪いの儀式の効力は絶大であり、奪えぬ命はなかった!しかしパロ王殺害計画を妨害され・・未遂で終わるなど・・前代未聞の失態だ・・
しかも・・誰も解き明かせる筈がないパロ王の夢の解き明かしを吹聴し!
パロ王がセツラという夢見の一族の言葉を信じてしまい、パロ王に次ぐ権力の座に据えるなど・・・パロ王は何を血迷っておられるのだ!デルタ王国は他国の笑い物になっており、嘲笑の的であるぞ!!
さらに宦官長ラルクがセツラ神官長に対して、不敬な態度をした者は即刻打ち首にすると、王の刻印を印した文章が布告されるなど・・表立った批判ができなくなったではないか!!信じられない展開だ・・・くそ!!!>
「パロ王が悪夢を見るように呪いをかけたのは、我らの策略だ!
しかし・我らと対立関係にある右大臣ペルトリカの勢力が、我らの策略を逆手にとり、左大臣ルキオス様と我ら呪術師の立場を窮地に追い込み、勢力を著しく削ごうとするとは・・許せぬ行為だ!!
見ていろ!!!セツラ神官長の化けの皮を剥ぎ、必ず呪い殺してやるわ!!!」
「呪術師カインよ!
必ず今晩中にセツラ神官長を殺害するのだ!アサシン暗殺卿の失敗は貴様の死に値するものと思え!よいな!!」
「承知いたしました!お任せ下さい!!」
<アサシン暗殺卿の暗殺成功率は90%を超える!
サイカ呪術師長は何を恐れておられるのだ?>
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