無言の詩

          無言しじまの歌




     無言しじまに言葉の四散することを思う

     黙りこむ それだけで 歌

       どこまでも いつまでも

           伸びる   伸びる

             伸びていく

            まどやかな高い声


        きりもみしながら

        君は星の道を巡り

     おぼろなさんざめきに包まれた

         あの月までも

           渡っていく


     無言に言葉の四散することを

             想う時 歌


      よたよた と 私もついていけそうだ

      くりん くりん 星の道を

                辿りながら

      かりん かりん 凍った私の足跡を

                落としながら


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る