第17章未来
金沢へ行き自ら自分を消しさろうと
旅に出たタケシであった。
しかし夢の中で出逢った女性、そして旅先で出会ったシェフとの会話で少しづつ
タケシの心の中は変化していった。
何かに寄りかかれるなら
肩肘張らずに生きていたい。
少しでも幸せを感じたいと。。。
スマホを取り出し宮古島のリゾートホテル求人への応募をした。
年齢的にもギリギリの転職であった。
滞在中にホテルからの面接の連絡があり
リモートでの面接が決まった。
二次面接まであったが決まるまでに時間はかからなかった。
やがて本土をら離れることになった。
この場所で最後やらなければならないことを全て断捨離をし、スーツケース二つだけ持ちだし、関西空港へ向かった。
二泊カプセルホテルで滞在し、朝10時の飛行機に乗った。
窓際の席、周りは旅行客、そして修学旅行の学生たち11月の関西は寒かった。
やがて離陸。。。
陸地にいるときは人や車、ビル群が軒を連ねて
煙たく感じていたのに空に向かう度に街並みは小さく雲の下に消えていった。
雲の上はコバルトブルー
太陽の日差しが眩しかった。
そんな景色を見ながら
一人呟いた。
もう何もいらないから
一人でいい。
平凡な暮らしを最後に暮らしたい。
平凡な暮らしを求めて旅立つタケシだったが
この後、思いもよらぬ暮らしがまた
タケシを襲うとは思いもよらなかった。
しかし、この場所で運命的な出逢いもここから始まる。
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