第4話 先輩と後輩とパンケーキ
僕たちは、パンケーキを食べ始め、会話が無さすぎて、僕は、何を話そうか迷っていると、先輩から話しかけてくれた。
「ゆうくん、ゆうくん、そういえば、朝からずっと気になってたんだけど、、、ゆうくんが持ってるその手提げの中身見せてもらってもいい?」
「はい、いいですよ。」
と言い僕は、横にある大きめの手提げバックを手に持ち、「どうぞ」と言い、バックにテーブルの上を跨がせて先輩に手渡した。
そして、先輩こと縫野さんは、僕の手提げバックの中身を見ていた。
「わ〜、やっぱりそうだったんだね。ゆうくんもぬいぐるみ、学校に持ってきてたんだね。めっちゃかわいいね。」
「ゆうくん、ゆうくん、このぬいちゃんの服って、ゆうくんの手作りの服だったりする?」
「は、はい!そうですよ。ぬいぐるみの服は自分で作りたいなと思って、いろいろ調べて、自分で作ってみたんです。それで、上手くできた服を着せてたんです。」
「へぇ〜、そうなんだね。ゆうくんすごいね。ね、ね、これからゆうくんのお家にお邪魔していい?」
「はい。いいです、、、うん!?」と言った時に
え、え、え〜〜〜〜!?
せ、先輩が家に来る!?え、い、今、そう言ってたよね!?
ど、どうしよう。自分の部屋大丈夫かな?汚くなかったかな?
とりあえず、返答しよう。
「ねぇ、ゆうくん、大丈夫?もし、嫌だったら、私、行かないけど。」
「あ、いえ。全然大丈夫ですよ。突然の事でびっくりしてしまっただけなので。」
「そうなの?それじゃぁ、ゆうくんの家にこの後、伺うね。」
「それじゃぁ、そろそろお会計して、ランドリーに行ってくまちゃん持ってゆうくんの家に向かおうー!あ、お会計は割り勘ね。」と縫野先輩は言い、ランドリーに向かった。
お会計を済まして、ランドリーに向かった僕と縫野先輩は、ぬいぐるみを取り出して、乾いているか確認しつつ僕の家に向かった。
そして、僕の家に帰るために歩いてる中、先輩と談笑をしていた。
「ねぇ、ねぇ、ゆうくん。」
「は、はい!なんでしょうか、縫野さん。」
「ゆうくんは、どうして、そこまでのぬいぐるみ好きになったの?何か、きっかっけでもあったの?」
「あ〜、そうですね。自分としては特段、特別な理由はないのですが、小さい時から一緒にいたからですかね。」
「小さい時から?」
「はい。幼少期から、気づいたら一緒にいたという感じなんですよね。今持ってるぬいとは違う子なんですが。」
「へ〜そうなんだね。昔は、どんなぬいぐるみの子を持ってたの?」
「う〜ん、どんな子かというと、1匹目は、昔の船員んさんの服と帽子のくまさんで、2匹目は、王道のテディベアのぬいぐるみで、3匹目は、同じく王道のテディベアみたいな感じのちょっと小さくなったくまさんですね。今は、肌触りがいいぬいさんを買ってるんですけどね。」
「うんうん。そうなんだね。ゆうくんはたくさんのぬいぐるみさん達と出会って来たのね。その頃のゆうくん、可愛かったんだろうな〜」
「昔の縫野さんはどんな感じだったんですか?」
「昔の私?う〜ん、そうだなぁ。昔の私はね〜、今よりちょっと引っ込み思案でちょっと人見知りがあったんだ〜。それで、友達もあまり作れなかったけど、今は、大事な親友に会えたから。特に問題はないけどね。」
「そうなですね!縫野さんはそんな感じだったんですね。」
「嫌いになっちゃたかな?」
「いえ、いえ。僕が、縫野さんを嫌いになってませんよ。むしろ、好感をもってます。」
「そ、そうなんだね。ありがとう。」
「こちらこそ、お話聞けてよかったです。」
と、僕や先輩の昔話をしながら、先輩と僕は、歩きながら話をし、僕の家に向かっていた。
僕と先輩の秘密の共有 月詠抹焼 @KSdy69
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕と先輩の秘密の共有の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます