応援コメント

第40話 悪意の行方」への応援コメント

  • ミケルとベランツが!ちょっとショッキングです。ディークスにとっては、彼らはただのデク人形なのですね。
    そして、案の定、ゼレウスの額に魔王の烙印が現れてしまいました。もう展開が早くて息もつかせない状況、スリリングが止まりません。

    ちょっとここで前回、コメントのお返事の中に「ミストリアンエイジ」とどちらを先に読んだら面白いか、という言葉がありましたので、語らせてください。
    これについては実はずっとそれを考えながら読んできていましたが、同じルートを辿った読者さまと一度意思の確認したいくらい、色々と思っていることがあります!長くなるので一部だけにします。

    それは、また例えが場違いで申し訳ないのですが、映画のスターウォーズも作成順に(エピソード4~6を先に見てから)エピソード1~3を観る方がいいのか、ストーリの流れ順に観た方が面白いのか悩むのに似ているかも、などと考えました。

    ミストリアンエイジを先に読んだ後、こちらを読むのは時系列に従っていますので、「ミストリアンエイジ」が驚きの連続になるように製作されたという部分は、直接は味わうことはなくても、それでも逆にして読んだと想像すると、確実に私もハマると想像できます。たぶん、製作順に読むと、設計どおり物語のシステムの魅力を存分に味わえると思います!

    逆に、「ミストリアンクエスト」を後で読んだ私の場合、前回のエピソードのように、リーランドが「思い」を語る場面や、ルゥランの要所要所のセリフなど、登場人物たちの心情がその都度、波のように押し寄せてきました。
    私の場合は、登場人物の想いや、魅力を存分に味わえているかもしれません!

    ・・・と、偉そうに分析しましたが、読んだ方、それぞれ違うと思いますので、結局は私の勝手な推測です!でも、こんなに色々と感じることが出来る、セットで読むべき本当に面白い作品です。

    作者からの返信

    勇ましく登場したミケルとベランツですが、さすがに相手が悪すぎたようです。第23話で「フラグ」を立てすぎたことが要因でしょうか。デク人形と罵ったディークスですが、彼なりに相手を「兵士」と認め、二人の挑戦に応じたようです。
    おとなしく二人が引き下がっていれば。エルスたちに憧れて訓練に励んでいなければ。なんとも悔やまれる展開ですね。ただし、二人の行動は、決して無駄にはならないでしょう。

    そして、お褒めの言葉もいただきまして、ありがとうございます。『ミストリアンクエスト』と『ミストリアンエイジ』の関係は、まさにスターウォーズがぴったりですね。ep4~ep6の主人公はルークですが、スターウォーズの全編を通してアナキンの物語であるように、この『ミストリアンクエスト』の主人公はエルスであり、ミストリアとなった「彼」の物語でもあります。
    本作は、その性質上、登場人物の内面描写や心の声は登場させられないのですが、彼らの心情を読み取っていただいて嬉しいです。
    かつて、アレフが説明していたように、神の眼には「心の中」を見る力はありませんからね。あくまでも外から見た人物の様子や、これまでの個人に関する歴史と情報、そして「彼」の予想のみが語られています。――たまに断定しておりますけどね。不意な出来事に弱いのは、相変わらずなのでしょう。

    それはさておき、この前半部分はさすがに暗すぎるので、決戦前の盛り上がりとセットになりました。第3章も残りわずかとなりましたが、最後までお楽しみいただけますと、大変嬉しく思います。