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2025年1月20日 14:44
夢に出てくるもう一人のエルスの言葉、「真実は〝ひとつだけ〟とは限らない」ですが、好きな言葉です。(ちょっと例えが飛躍しているかもですが)同じ時代を取り上げた大河ドラマでも、スポットが当たる対象が変われば、登場人物が善にも悪にもなったりしているので、ズキリとします。ここでいう真実とは・・・。と思いを巡らせつつ先へ進みます!
作者からの返信
この言葉は一般的な意味合いもありますが、ミストリアスの歴史は文字通りに一つではありませんからね。エルスが観た劇ではリーランドが総将軍となっておりましたが、アインスが参加した戦いでのリーランドは「ただの傭兵団長」であり、軍の総将軍はクィントゥスでした。また、ガルマニアのモチーフとなったローマ史そのものも、タキトゥスという歴史家によって描かれた創作物と捉えることもできますからね。「人は見たいものを見たいように見る」という台詞も、ユリウス・カエサルの名言とされております。作中ではミーファに「正義」という言葉を多用させてはおりますが、正義とは単なる「位置情報」にすぎないというのが私の持論です。自身が立つ位置によって簡単に変化しますからね。ここで度々登場するようになったリーランドの名、そんな彼が愛したガルマニアの地に、ニセル・ミーファ・アルティアナといった、かつての戦友らの子孫が集うこととなりました。さらにエルスが宿す「烙印」には――と、いった場面ですね。
夢に出てくるもう一人のエルスの言葉、「真実は〝ひとつだけ〟とは限らない」ですが、好きな言葉です。(ちょっと例えが飛躍しているかもですが)同じ時代を取り上げた大河ドラマでも、スポットが当たる対象が変われば、登場人物が善にも悪にもなったりしているので、ズキリとします。
ここでいう真実とは・・・。と思いを巡らせつつ先へ進みます!
作者からの返信
この言葉は一般的な意味合いもありますが、ミストリアスの歴史は文字通りに一つではありませんからね。エルスが観た劇ではリーランドが総将軍となっておりましたが、アインスが参加した戦いでのリーランドは「ただの傭兵団長」であり、軍の総将軍はクィントゥスでした。
また、ガルマニアのモチーフとなったローマ史そのものも、タキトゥスという歴史家によって描かれた創作物と捉えることもできますからね。「人は見たいものを見たいように見る」という台詞も、ユリウス・カエサルの名言とされております。
作中ではミーファに「正義」という言葉を多用させてはおりますが、正義とは単なる「位置情報」にすぎないというのが私の持論です。自身が立つ位置によって簡単に変化しますからね。
ここで度々登場するようになったリーランドの名、そんな彼が愛したガルマニアの地に、ニセル・ミーファ・アルティアナといった、かつての戦友らの子孫が集うこととなりました。
さらにエルスが宿す「烙印」には――と、いった場面ですね。