最終話への応援コメント
圧倒的で、凄まじくて、最後にただ、ただ、呆然としておりました。
奈落の淵より冥きもの。題名を振り返って物語の凄まじさに圧倒されるばかりでした。
人の嫉妬や思いというのはここまでに醜くなれるものなのか、人の感情を突きつけられながら、息が止まる展開の連続にもうただひたすらに目をそらせませんでした。
暁さんの無事をただひたすらに祈りながら読む物語は終わりが近づくにつれて、読み終わってしまうのが惜しい程でした。
最後の言葉が怖いものであるはずなのに、哀しさを孕んでいて、今も余韻を引きずっております。
紙の本でも欲しいです……!
素敵な物語と時間をありがとうございました!
作者からの返信
コメント&一気読みありがとうございます!
私はタイトル決めがものすごく苦手で、毎回唸りながら一番最後に決めます。
しかもこの時は「4・4・5調でいきたい」など無謀なことを考えてしまい、余計に苦労しました。中身をうまく表現できていたようで、本当に安堵しています。
人の昏い思いを陽転させるのは、本当に難しいものだと思います。璃子だって、いくらでもやり直すチャンスはあったはずだし(夢を叶えてクイーンまでなっているのに)恵まれていたはずなのに。
恵まれていることに気づかずさらに欲しがる璃子と、欲しいものはひとつなのにそれすら叶わない千聡。一線を越えると、人はどれだけでも残酷になれるのかもしれません。かくも人は醜く、見苦しい。鹿火の言葉は真ではあると思いますね…。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
最終話への応援コメント
この呪いに関わってしまったすべての人が奈落に落ちてしまいましたね。キャッチコピーの「見苦しい」が悲しいくらい見事に効いていてぞくりとしました。
恨み、妬み。小さなもの、巨大なもの。様々ありましたが最後の最後まで引き摺りましたね。
お父さんの囁きはそっちだったかあ…。暁ちゃんが失ったものは大きいし、自身のことは当然大事。最善手を採ったのでしょう。でも千聡くんからしたら、こうしたくなりますよねえ。逃げたことで恨みが増殖しちゃう悪循環…。
一番可哀想だったのは孝治さんでしたね。「俺の女」に手を出したからこうなったのか、世話にはなったしこの時までは待ってやるという仏様の慈悲?いや、そんな慈悲は千聡くんにないか(苦笑)
などと、いろいろと妄想を巡らせながら楽しませて頂きました。怖おもしろかったです。ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
人のどうにもならない醜さや見苦しさ、振り回される哀しみを読み取っていただけたなら幸いです。
幼い頃に千聡が暁を助けられていたら変わっていたかもしれませんが、子どもだった当時にはそんな力もなく…暁が逃げる理由は分かっていても、どうしても離せませんでした。
孝治さんが今回の最大被害枠なのは間違いないですね。でも、あの人は千聡を信用していたわけではないので、暁の願いに応えて逃がした時点で、最悪こうなる覚悟はしていたような気はします。
恨みは、買わないで済むならその方がいいですね…
こちらこそ、今回も読んでくださりありがとうございます。最後までお付き合い、ありがとうございました!