第2話 王子への恋心をなくす作戦

ということで、なんとかしてマリーの王子への恋心をなくす方法を考えないと。


ていうか多分王子もマリーのことが好きだよね。


マリーが私のことを好きになってくれる気がしない。


私は自信がなくなったが良い方法を思いついた。


その方法とは通っている学園、その名もアムール学園。


その学園でマリーにアプローチをするという方法である。


アムール学園は貴族しか通えない学園で実はマリーは伯爵令嬢で私は公爵令嬢なので身分は私のほうが上だったりする。


しかし、具体的にどんなアプローチをすれば良いのか思い浮かばない。


そこでシャルロットの友人らしいマリアンヌ・ド・ヘイズに聞いてみた。


「ねえ、好きな人へのアプローチってどうすればいいのかしら?」


「そうね〜とにかく優しくすればいいんじゃないかしら?」


案外良い意見が出た!


そうしようこれからマリーに優しくすれば

マリーも私に惚れてくれるかな?


そうして私はマリーはもちろん、学園のみんなにも優しくすることにした。

  


「みなさんおはようございます。」


学園のみんなは挨拶をするなんてありえなかったシャルロットが丁寧に挨拶をしていたので学園のみんなは驚きを隠せなかった。


もちろんマリーもだ。


それからというものの学園のみんなの私への好感度は上がったが、マリーの私への好感度は上がらなかった。


どうするべきか考えていると、マリアンヌが近づいてきた。


「シャルロット、私、あなたのことが好きなの お付き合いしてくれないかしら。」


まさかの告白で私はびっくり仰天。


ここは学園の廊下なので、全校生徒がこちらを見ていた。もちろんマリーもだ。


「ごめんなさい。私はマリーが好きなので

貴方とはお付き合いは出来ないわ」


「分かっていたけど、やっぱり言われると悲しくなるわね。でも私は諦めないから、私の事を好きになるように頑張るわね!」


それからというものの、マリーの好感度は上げれず、マリアンヌからのアプローチを受けていた。

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