第13話 不明確な今後(終)への応援コメント
批評企画から失礼します。ここまで読ませていただきました。悪いところの前にまずは良かった点から語らせてもらいます。
良かった点としましては、ミステリーでありながら、社会的なテーマを最後まで一貫させていたところです。外国人の増加と彼らへの不配慮というテーマが作品全体に散りばめらていて、この作品を単純なミステリーにはさせなかった要因に成ったかと思います。
ここから悪いところを語っていくのですが……。
まず言いたいのが、事件があまりにも地味すぎるのがミステリーとしてすごく致命的でした。男性が殺されて凶器がその辺に落ちていた、というなんの特徴もない事件です。興味を惹かれる謎だったり、インパクトのある事件の概要だったり、そういうのが皆無でしたので作品として読者を引き込む力が弱いと感じます。
それに事件の真相としても、いきなり出てきた兄の神崎が関与していたというだけで、特に驚きがある内容でもなかったですし、しかも結局斎藤が殺された理由も分からずじまいでモヤモヤしました。
この作品、やはりミステリーとしてインパクトに欠けてしまっているというか……、基本的にミステリーはインパクト勝負の側面があるんですよ。特に重要なのが事件の概要のインパクトというか、例えば容疑者に全員アリバイがあったり、現場は密室で犯行が不可能だったり、そういう部分で競うのがミステリーだと思うんです。他にも推理する人物に特徴を持たせたり、事件の被害者と容疑者たちの関係性で謎を持たせたり、事件を追っていく過程を波乱万丈で刺激的なものにしたりと、ミステリーは必ずどこかに読者へ興味を惹かせる要素が無くてはなりません。
しかしこの作品においては、あまり作品を引っ掻き回すほどの特徴が無い主人公が、特に不可解でもない事件に取り掛かり、何事もなく無事に潜入捜査を終わらせるという、非常に味気ないものでした。
言っておきますけど、テーマを優先したからこうなったって言い訳はナシでお願いしますよ!? 別に、同じテーマを用いながらもっと面白いミステリーには絶対に出来たはずですから。もっと言うとこの事件において外国人は、斎藤にちょっと電話を掛けただけで、殺害の動機も最後まで分からなかった現状、テーマの割には物語に関わっていたと思えません。
以上になります。企画に参加いただきありがとうございました!
作者からの返信
丁寧な批評、ありがとうございました。次回作の参考にさせていただきます。多謝。
第3話 日常への応援コメント
企画参加ありがとうございます!
日常の中に潜む色々があって良い回でした!
作者からの返信
御連絡、有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。