重厚感のある世界観とそれぞれの話のタイトルが興味を惹かれました。
魔法ものや百合が特に好きですが、その他のジャンルもばっちこい。 書くジャンルはとっ散らかるかも知れませんがよろしくお願いします。
戦後の世界で、“綺譚蒐集者”ルナ・ペルッツがメイド兼従者の吸血鬼ズデンカと各地を巡り、奇妙で面白い物語を集めて歩く連作風の長編です。「物語を提供した者の願いが一つ叶う」という噂が物語の駆動力になり、…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(238文字)
登場者達が、読者をいつでも温かく迎え入れてくれる、そんな物語です。この物語自体が、今まさに生物になろうとしている。そんな不思議な感覚を齎してくれる一冊です。
淡々と書かれる本文と少し不思議な幻想的世界が、物語の雰囲気と非常にマッチしていて、危うく時間を忘れて読み続けてしまうほど惹かれてしまいました。
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