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66「永遠の命の対価」」への応援コメント


  • 編集済

    翌日から友人の行方が分からなくなったのは彼が薬をくれたあの日に取り残されたまま進めないからなんですね
    彼にしてみればあの日、主人公が薬を飲んでくれないと永遠の孤独を分かち合える仲間を得られない訳で……そら絶望しますわな

    はたして友人は何度同じ一日を繰り返したのか……ひょっとしたらあれからもずっと主人公を説得できないか試行錯誤してるとかあったりするかもしれませんね

    追記:ああ、そうか。飲ませることに成功しても戻るポイントは飲ませる前だから目的は果たせないんですね。これはきつい

    作者からの返信

    ひかりんさんの言う通り、あれは永遠の命を得る薬ではなく、飲んだ人間だけがその一日に取り残されてしまう薬です。

    友人が孤独を回避するために取るべきだった唯一の方法は、その薬を誰かと一緒に飲むことで、飲んだ次の日(といっても彼にとっては同じ一日ですが)以降に誰かに薬を飲むようにお願いしても、それは「彼以外の人間が薬を飲まなかった世界」なので、誰にも飲ませることが出来ないのです。

    もしも飲ませることに成功しても友人が繰り返す一日は、「その人がまだ薬を飲む前の世界」なので、(つまりリセットされてしまうので)孤独を回避するという目的は果たせないのです。

    主人公は薬を一人で飲んでしまいました。つまりこれから先は友人と同じ道を辿ることになるのでしょうね。そしてそれを回避しようとして誰かに薬をあげる行為は、自分と同じ状況の人間を作り出すということで、それに主人公が気づけるかどうか……。