『──英雄とは、何を成し遂げるかでは無い。────何を殺すかである。昔、偉い人はそう言った。』
これは……ある死刑囚の、そんな独白で始まる物語。
そして……傷ついて生きてきた人々がそれでも他者を愛し、そして愛されて生きた記録。
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恋愛というよりも「人の成長、再生」などが感じ取れた小説でした。
おそらく、恋愛が苦手な方でも読めると思います。
オリジナリティ溢れる設定、物語の構成、個性豊かなキャラ達の活かし方、情景描写などの視覚情報も利用した丁寧で自然な心理描写。
……どれも本当にすごくて、気付いたらこの世界に引き込まれていました。
何を書いても邪魔になるような気しかしなくて、それでもレビューを書かずにはいられませんでした。
人の弱さを、そしてそれをもってしても失われない気高さと強さを、この物語を通して垣間見た気がします。とても……とても、美しかったです。
ぜひ、一度読んでみて下さい。