第59話 「」の使い方

 こちらも過去に書いたネタ。ふと思いだしたので改めて書き直してみた。

 擬音を「」でくくるか否か問題。


 わたしは執筆初めのころ、擬音を「」でくくっていた。

 というのも、セリフだけでなく強調するときにも「」を使う。

 ならば擬音も使った方がいいのではないかと考えていたからだ。

 しかし、あるとき疑問を抱いたのだ。

 ほんとうにそれでいいのだろうかと。



「ドーン!!」


 凄まじい衝撃だった。

 視界はグルグルと回転し、どちらが地面が分からなくなる。

 気がついた時にはアスファルトを背に、空を見上げていた。

 体はピクリとも動かない。

 全身を取り巻くのは、焼けつくような激しい痛み。



 まあ、こんな感じの文章だったとする。

 擬音を「」でくくったわけだな。


 ここで俺は思ったわけだ。

「ドーン!!」って誰か口で言ってるの? って。

 自分で「ドーン!!」と言う。それはもう江頭2:50じゃないか?

 

 ならば、この小説の主人公は江頭2:50てことだ。

 いやいや、そんなはずはないだろう。

 江頭2:50は好きだが、彼の二次創作を作った覚えはない。


 となると、声だけ江頭2:50なのか?

 この小説を読んだ人は、江頭2:50に読み聞かせしてもらっているとでも?


 一家に一台、江頭朗読システム。

 「SIRI、電気つけて」のノリで「エガ、小説読んで」って言ってる感じだろうか。


 この事実に気がついてから、わたしは擬音を「」でくくることをやめた。



 実際どうなんでしょう?

 個人的にはどちらでもいいと思っていますが。

 とくにこだわりがなければ多数派に合わせる方が無難ですかね。


※江頭2:50(敬称略)。

 上半身裸でタイツを履いたオッサン芸人だ。

 彼の持ちネタの中に「ドーン!」と言いながら、タイツの股間部分を手で押し上げるギャグがある。

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