タイトルのとおり、山に暮らす独居老女の独白形式は、純文学的ながら、話している内容が古代魔術やマナ、エリクサなどの王道ファンタジー。
内容は淡々としているのですが、表現手法によって新規性が感じられる作品です。
薬師の老女は、古代魔術を使う魔女の孫。
来訪者(読者)に老女の若き日の話をしてくれます。
お祖母さまや老女がどんな人で。
その家族の話をとりとめなく話していくなかで、家族の秘密と、世代交代。
そして、古代魔術が今世から衰退していくかもしれないという様体が描かれます。
個人から社会、時代の話へ接続されるのと。
語り手を通し、作者さまの視線の優しさに触れることのできる癒しの作品でした。
ホッとしたい方におすすめの作品です