第47話 若さの刃と炎
「ヒートブレイズ!」
「キシャアアアア!」
『第2世代』の唯一の剣士であるホーク・飛鷹灯夜。
「月輪断!」
「キエアアアアアアア!」
そして戦うためだけに生まれた剣士『フライングトルーパー』であるクロウ・烏丸樹月。ホークは『天使』と化した幼馴染、天野あすかを救い守り抜くために業火を放つ。そしてクロウは戦いのない世界、戦い以外の生き方を探すために月光の輝きを放つ。炎煌剣と月光剣は次から次へと襲い掛かるインセクターを物ともしない。量産型クワガタ型インセクター・スタッグの剣戟をすべて交わし目の前の相手を叩き斬った。
「戦士たちよ…ご苦労であった。この無念、私が晴らす!スタッグ!ツインカリバー!」
そして副隊長機・ギラファーが2人の前に立ちふさがった。
「炎煌剣!」
「月光剣!」
双方から斬りかかられてもギラファーの2つの剣、ツインカリバーでいとも簡単に防がれる。
「強くなったな!少年!だが、私には遠い!」
「「ぐああ!」」
2人のバードマンは押し返された。
「くそ…やはり、強い!でも…俺はあんたを倒す!」
「その意気やよし!もっと、その炎で私を押し返してみろ!」
「戦争を、楽しむんじゃないよ!」
「少年!ここが戦場でなければもっと楽しめたぞ!」
ホークは怒りの炎をまき散らした。
「ヒート!プロミネンス!」
感情のままにまき散らしてはギラファーに当たらない。辺りに火が燃え移っていた。
「これは…。」
表情を変えないクロウでさえマスクの向こうは焦りの表情をしていた。
「何をしている。貴様…正気か?」
敵であるギラファーを言うほどの文字通りの『戦火』だった。木々は燃えていたが、街には火が上がることはなかった。
「正気…じゃないかもな。俺はあすかを取り戻す。手段なんか選んでられない。そして…現れてくれたよ。」
「戦争因子…戦争因子…」
あまりにも神々しい輝きを放ち破壊天使エンジェリア〈飛鳥〉が導かれるように出現した。かつて『天野あすか』だったものだ。
「あすか!」
「待て!」
「烏丸…まさかお前が止めるとはな!」
「そうではない…。お前の体がそう動くのならな…。」
「…烏丸。」
「なんだ。」
「ありがとう。」
「火消なら…。」
「スプラッシュドラグーン!」
スワンの『火消し』があっという間に終わった。
「飛鷹…すべて計算済か。」
「そういうことだ。」
「フッ…行ってこい。副隊長は俺が引き受けた。」
その背後で豪快な笑い声が聞こえた。
「ガハハハハハハハ!一本取られたぞ少年!」
「お前のためじゃない!」
「構わぬ!少年!行ってこい!己が願いを果たせ!」
ギラファーの方は振り向かなかった。炎煌剣士ホーク・飛鷹灯夜、一世一代の『対話』を試みた。
「俺の…俺たちの炎は消えない!」
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