あまりに面白すぎて、読んでいる最中はずっと大笑いしていました。
作品内容のあらすじに書いてある通り、本作の世界では、ルビが本心を表しています。そのため、セリフとルビがまったく違い、それがまためちゃくちゃ面白いのです!
一つ二つだけそういうルビがある、という小説はよくあると思いますが、本作はそんなもんじゃありません。ほとんどの会話や文にルビがついており、本心が面白すぎます。
また、登場人物たちの性格にも注目です。普通の人たちでは、いくら本心が書かれるとはいえ、ルビも普通なものになってしまうでしょう。でも、この傑作は違います。普通からは程遠い、癖強で個性豊かな素晴らしいキャラクターたちが作品を鮮やかに彩るのです。一つ一つのルビが、めちゃくちゃ濃い内容になっています。
本作は一話完結のショートショートのため、時間がない方でもするすると読むことが可能ですし、もちろん一気に読了することができます。
癖が強い作品(良い意味で)なのに、とても面白いので、どんな人でも楽しめると思います。皆さん、すごくおすすめですよ!
ぜひ、ぜひご一読ください!!
面白くて、一気に読み切ってしまいました!
「文字にすると本音がルビに出る」というシンプルな設定なのに、ここまで多彩で奥行きのある物語が展開されるのかと驚かされます。
どのエピソードも短いながらインパクトが強くて、思わずクスッと笑ってしまう場面と、ゾッとするような人間の本質が同時に描かれているのが印象的でした。
特に感じたのは、作者様のセンスの鋭さです!
発想のユニークさはもちろん、その見せ方やオチの切れ味まで含めて、非常に洗練されていると感じました。
軽やかに読めるのに、読み終えたあとに考えさせられる余韻も魅力です。
短編形式でサクサク読めるので、普段あまり本を読まない方にもオススメしやすい作品だと思います。
気軽に読めて、しっかり印象に残る一作です! ぜひ多くの方に読んでいただきたいです!
設定や構成がとにかく面白くって、他にはない読書体験が得られる作品です。
人が本音として思っていることが「ルビ」という形で出てきてしまう世界。
地の文という形で「建前としての言葉」が出てきて、ルビという形で「心の中の本音」が描かれるという現象。
そこのルビに出てくる言葉があまりにぶっちゃけていて、一つ一つに笑わされます。
シチュエーションも多岐に渡り、「会社の採用面接を受けに行った若い女性」や「結婚披露宴のカップル」、更には「アンドロイド」なんかも登場します。
「たしかに、若い女性の面接してる人って、こんなこと考えてそう」とか、「思わぬサスペンスが裏で展開している……!?」という感じとか、各エピソードごとに色々なタイプの「本音と建て前」を見せられ、「あるある」とか、多様な感動を与えてくれます。
文章や文体というものを使った実験小説的な味わいもある、とても個性的な作品です。笑えること間違いなしで、読めばきっと楽しい時間を送れることでしょう。
カクヨムのルビ表示はとても便利にできています。様々な作家さまがルビを使って鮮やかな文学表現を展開されているところ……満を持して登場したのがこの作品でした。
本音がルビに出る世界!
これだけ聞くといわゆるルビ芸に特化した作品と思われるかもしれませんが、いやはやどうして、ブラックユーモアに満ちたアイロニカルな短編集の傑作です。就職活動、結婚式、諜報活動。人間の人間性が問われる局面において、致命的なまでに露わになる本性。誠実でなければ生き残ることができない。そうした世界が現にあったとしたら? 人類は生き残ることができるのでしょうか。
ぜひ、この作品を楽しみながら考えてみてくださいね。あなただけの心のルビが、浮き上がってくるかもしれません。