『持ち主探します。アンティークショップ九十九(ツクモ)九尾の妖狐と付喪神のお店』は、「物」と「人」と「妖」が静かに縁を結び直していく、やさしい気配に満ちた和風ファンタジー作品です 🌙✨
現世と常世の狭間にある「透ノ間町」――その中にぽつんと佇むアンティークショップ九十九が、とても魅力的な“物語の入口”になっています 🐾🦊
店主は九尾の妖狐で半妖の烏庵九十九、人間側の視点を担うのは高校生アルバイトの犬間一樺――人外×人間のコンビが、付喪神や妖たちと関わりながら「持ち主を探す」物語を紡いでいく構図が、とても分かりやすくて心地よいです 🛍️💫
店に持ち込まれる品々は、単なる“古い物”ではなく、それぞれに「時間」と「想い」が宿った存在。それらにまつわるエピソードが一つひとつ丁寧に紐解かれていくことで、「物を大切にすること」と「誰かの記憶を大切にすること」が静かに重なっていきます 💍📦
また、九十九と一樺の関係性も大きな魅力です。二人の距離が少しずつ縮まっていく過程が、恋愛としても、相棒としても、とても“じんわり”とした温度で描かれているのが心地よく、読んでいて頬がゆるむ場面が多い作品だと感じました 💞🌸