最前線よりへの応援コメント
最前線の臨場感、そしてそこで命を落とすかもしれない者の正直な心理が伝わってきます。くそったれな生活でも、今となれば幸せだったのかも知れないと思う、それに気づかせるのが戦争だったという皮肉。人間味のある主人公だけに心情がとても痛いです。フィクションと言えど本当のことですね。こういった家族の再会を心から祈ります。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
臨場感と正直な心理が伝わると仰っていただき、うれしいです。
戦争という最悪の事態のなかで、弱さも矛盾もある主人公が感じ、考え、行動したこと。フィクションと言えど本当のこと、とのお言葉に勇気づけられました。このお話に近い境遇の方も実際におられると思います。本当に、再会を祈ります。
☆もいただいて、ありがとうございました!
最前線よりへの応援コメント
ありふれた家庭のはずだった。ずっと「どうしようもない父親」のままでもよかった。こんな風に、あっけなく離れ離れになってしまうよりは、娘に蔑まれるくらいがちょうどいい。
ちょっぴり滑稽な男の本音が、今だからこそとてもリアルに感じます。
本当に、これがフィクションになってくれればどんなにか…。
このような家族が、今後もどれだけ増えていくのでしょうか。胸が痛みます…。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
「これがフィクションになってくれればどんなにか」、、この一言に尽きますね。
現に生死の間で苦しんでおられる方々に私たちができることはあまりに小さいですが、せめてひとりひとりの人生を真摯に想っていたいですね。
ありふれた、ダメな父親であっても思うところはある…それをリアルに感じていただいて、うれしいです。☆もいただいて、ありがとうございました!
編集済
最前線よりへの応援コメント
私の悪い癖です……心を打たれた作品ほど、うまく言葉にできずコメントを残すことが難しい……。
なんというか、幸せだった家族が、というのでないところがとてもリアルで、国とか自由とか未来とか大切なことはたくさんあるけれど、もっと小さくて個人的なもの。理想的じゃなかったけれど、それでもかけがえのないものが手からこぼれていくその心情がずぅんと響きました。伝わり方がすごい。
ニュースでは「◯◯の人々」と語られてしまいますが、確実にこんなふうにそれぞれの物語が、悲劇が、現実としてあるのだと、あらためて考えさせられました。読んでからこうしてコメントを書くまでに時間がかかりましたが……まだ余韻がすごいです。。。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
すぐにコメントが書けないほどに正面から受け止めていただいて、うれしいです。
「理想的じゃなかったけれど、それでもかけがえのないものが手からこぼれていく」、、書きたかったことを的確に表していただきました! 千弦さんんの心に響いたようで、うれしいです。
本当に、これに近いことが現実に起こっているのだと思います。数字や「みんな」で括るのではなく、ひとりひとりの物語に想いを馳せることが、真摯な態度なのかもしれませんね。
余韻がすごいとのお言葉、それに☆もいただいて、ありがとうございました!
編集済
最前線よりへの応援コメント
切ない話がただ切なく、悲しい話がただ悲しく流れていく…それこそがリアルでもありますね。
敢えてモデル(と思われるもの)には言及しませんが、常に正しさとは何か(何が正しいのかではなく、正しいということ自体が何なのか)を考え続けねばならないと思いました。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
この物語はもちろんフィクションですが、人間が出会う悲喜劇のなかでどのように振る舞い、感じるか、が表れていればいいなと思います。
「正しいということ自体が何なのか」は、すべての人が心に留めておくべき重たい問いですね。物語のなかではさまざまな人が正しいと考えるものを提示して、読者が考える足掛かりになればいいなと思います。
深いコメント、それに☆もいただいて、ありがとうございました!
最前線よりへの応援コメント
グッときました。
平時ではない状況の中で、価値観も人生観も激しく変化しました。
もし、ユリアちゃんと笑顔でさよならしていたら、ここまでもう一度
会いたいって強く願わなかったのかも……いや関係ないですね。
愛する家族との再会を願います。
久里様、まるでご自身がその場におられるような臨場感。
すごいですね。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
グッときたとのお言葉、うれしいです。
もし笑顔でさよならしていたら、、それでも会いたいという気持ちは変わらないでしょうけど、ここまで苦しい想いはしなかったかもしれませんね。
臨場感があるとのご評価、ありがとうございます。このお話自体はフィクションですが、似た境遇の方が今この瞬間にも苦しんでいるのだと思うと、胸が締めつけられますね。
あたたかいコメント、それに☆もいただいて、ありがとうございました!
最前線よりへの応援コメント
読みながら、息が苦しくなりました。
家族との別れに際した出来事と、そこに寄せる後悔の思いが辛いです。
>ただその三分を、列車の運行スケジュールは与えてくれなかった。
その瞬間の焦りが、場の空気感と共に伝わってくるようでした。
彼の辿ってきた人生や為人が言葉の端々に馴染むような語り口がさすがです。
どうか再会できますように。そう願わずにはいられません。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
悔いのない別れができなかったことが男に重くのしかかる様子を、辛いと感情移入いただいて、うれしいです。ほんの三分あれば変わっていたかもしれない別れ、その三分が異常な事態のなかではどうにもならないんだと思います。
語り口に彼らしさを感じとっていただけたなら、うれしいです。☆もいただいて、ありがとうございました!
最前線よりへの応援コメント
コメント失礼します。
面白かったです。一応は善人な主人公ですが、ひとりよがりで無神経な部分がよく出ているし、いっときの欲望でチョコを口にする、そんな裏切りで痛い目にあうところに現実的な人間を感じました。
皮肉な結末のような気もしましたが印象的で現代の戦争関連の作品として魅力的だと思いますヽ(^o^)丿
作者からの返信
応援ありがとうございます!
無謬のヒーローでも無垢の被害者でもなく、卑怯だったり弱音を吐いたり虚勢を張ったり希望を持ったり、、そんな等身大の人物に語らせたかったので、そういう面を面白いと感じていただいたようで、うれしいです。
魅力的とのお言葉、それに☆もいただいて、ありがとうございました!
最前線よりへの応援コメント
戦争を描きながら、血ではなく「温度」で語る。その文体にまず魅了されました。
多くの物語が死を「叫び」で描くのに対し、本作では、沈黙や間合いがすべてを語っている。
抑制された語り口が、かえって内なる激情を強調していて、読後に残るのは爆発ではなく、凍てつく余韻でした。
「良き父ではなかった」という語りが何度も戻ってくる構成も印象的で、それが戦場描写の冷静さと地続きになっているように感じました。
文体そのものが兵士の孤独であり、悔恨であり、愛だったのではないでしょうか。
一読者として、私はそう思いました。
作者からの返信
お越しいただき、また、素敵なレビューもお寄せいただきまして、ありがとうございます!
戦場で死と隣り合わせの極限状態で、父としての心残りに苛まれる姿が、「良き父ではなかった」と繰り返すことで表せられればいいなと思っていました。
語りの文体に孤独や悔恨や愛やさまざまな思いが宿る、、語りの表現しようとしたことを読みとっていただいて、うれしいです。
英雄譚でない、戦う父の姿。お楽しみいただけましたなら幸いです。ありがとうございました!