港区-37

 溝屋が逮捕されて一週間が経った。


 逮捕された溝屋はというと・・・・・・・


「だから、亀屋さんを呼べって言ってんだろ!」


「誰ぇ~」明野巡査は遊原巡査に問う。


「さぁ?」


 調書を作成する遊原巡査は首を傾げる。


「警察庁の亀屋さんだよ!! 不当逮捕も良いとこだ!!」


 全然、取り調べが進まず困り果てていた。


「おう、どうだ?」


 佐藤田警部補が取調室に入ってくる。二人の知らない人物を連れて。


「班長」


 誰ですか? その人と言う前に「おう、休憩行ってこいや」と若い刑事二人を取調室から追い出す。


「誰なんだろ?」


「さぁ?」


 明野巡査と遊原巡査は休憩室へと向かった。


「今度は何なんだよ」


「警察庁の亀屋さんだっけ?」


「そうだよ」


「あの人は免職になったんだよ」そう優しく諭すのは、佐藤田警部補が連れて来た人物。


「免職!? そんな訳ねぇだろ!」


 机をバンッと叩いて、相手を威嚇する溝屋。


 それまでニコニコ笑顔だった佐藤田警部補が連れて来た男は真顔になり、「おい、クソガキ。虎の威を借りる狐じゃねぇんだ。素直に認めて楽になれや。グズグズ言うなら、お前の刑を極刑にするぞ」と凄む。


 顔がマジもの過ぎて、溝屋はシュンと大人しくなる。


「じゃ、君の交友関係を聞こうか?」


 男は元の調子に戻り、取り調べを再開する。


 それを見ていた佐藤田警部補は、この人は敵に回したくないなと心の底から思うのだった。


 一方、長四郎達はというと・・・・・・・


「それで、依頼人の子には説明できたのか?」


 長四郎は燐に尋ねた。


「あ、うん。勿論」


「言ってないな・・・・・・・」長四郎は呆れる。


「だが、私は謝らない」


「なんだ。それ」


「へへへへっ」


 燐はこっぱずかしそうに笑うだけであった


                                    完



 告知


 次回は、「探偵は女子高生と共にやって来る。特別編」を更新予定です。


 こちらのページではない新規ページでの更新なので、お知らせをチェックしてください。


 次回は、ほんの些細な事が思わぬ方向に転がる事件かもです。


 特別編だからといって、レインボーブリッジを封鎖したり、タンカーを止めたり、洋上プラットを破壊するといったお話にはなりませんのでご注意ください。


 でも、楽しめる作品であると思います・・・・・・・


 是非、読んでくださいね(*´ε`*)チュッチュ

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探偵は女子高生と共にやって来る。 飛鳥 進 @asuka-shin

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