第12話 僕のこころ

陽太は朝早く起きて綾香の朝ご飯を作るのが日課になっていた。綾香が僕の作ったご飯を食べてくれるそれだけで陽太は嬉しいと感じていた。  


陽太にとって綾香は6歳上のいとこで家に遊びに行くと、きまって陽太大好きと言ってくれるから陽太はいとこの家に行くのが昔から好きだった。


陽太はものすごく人見知りで人と喋るのが苦手だった。陽太はだから彼女は欲しかったがもちろん出来ることもなくそれどころか仲のいい友達すら作ることが出来なかった。

 

そんな陽太にとって綾香は唯一理解してくれる人で大切な人だった。 


そうだ。僕が頼れる人なんて綾香しかいないじゃないか、綾香は僕のことを殴りもしないし、怒ったりもしない。陽太の両親は厳しくはないが怒ったり、叱ったりするときはまずは鉄拳制裁だった。


そんな陽太だったからこそは陽太は人に怒られるのがものすごく怖くなっていた。 


陽太にとって綾香は昔から甘えていい人だった。親もそれを仲睦まじく見守っていた。 


綾香と結婚できる僕は幸せ者だなぁ。なんて考えながら今日も綾香のために教わった通りに材料を計りながら朝ご飯を作っていた

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