日本人で初めて宇宙に行ったのはスペースシャトル・エンデバー号の搭乗員である毛利衛氏と記憶している方も多いかも知れない。
しかしながら、正確には毛利氏以前の宇宙飛行士、アストロノーツが居た。当時のTBS記者の秋山豊寛氏だ。
これがまたややこしい。
ソ連時代のソユーズでミールに滞在したのは毛利氏より前だがこの辺りJAXAは未だにバチバチという。
さて、本作はそんな宇宙へアマガエルが飛び立った話だ。
アマガエルの視点で語られる『物好き達』に連れられて、アマガエルは星の空へと行く。
寓話的でありそれでいて想像力と心の柔い部分をそっと撫でられるような表現は実に巧みであり読んでいるこちらまでも浮遊感を味わうようだ。
かつて遠い空を夢見た子供たちにもその子供たちにも読んで貰いたい一作である。