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  • 祝祭籤への応援コメント

    ・どこに責任の所在があるのか見えてこない。
    ・体制が代わっても本質は変わらない。
    ・それでも手段えらばず、現体制を称揚し維持しなければならない。
    社会というものの暗部を、見事に描き切っておられることに震えました。

    作者からの返信

    コメントだけでなくおすすめレビューでもたいへんお褒めいただき、恐悦至極です。
    物書き道楽をはじめた初期の作ですが、自分でもいまだに気に入っている作品なので、こうして読み込んでいただけると感慨深いものがありますね。
    ああいったひりひりした作品はなかなかモノにできないもので、通常は恋愛ものの現代ドラマやSFなどを書いております。
    でもいずれまた、とは考えておりますので、そのうちw

    編集済
  • 祝祭籤への応援コメント

    読ませていただきました。
    胸を圧する空気感の中に散りばめられた情景描写が美しく、晩夏の情景のなかに淡々と語る彼らの姿が在りました。

    政治思想犯に課せられた極刑の恐ろしさ、それを「祝祭籤に当選」「豪華な景品」という日常の「慶事」として扱われる異常さ。数千人が人間を「蹴散らす」「斬る」という想像風景としての怖さ。
    また、友人の肉を蹴散らした者への景品が末当のポケットティッシュであったこと…ここでは殺人に加担する行為の重さとその対価であるティッシュの軽さとの対比が巧妙だと思いました。

    素晴らしい作品であるだけに、敢えて一読者として気になった点を述べますね。
    ・この日、数千人の当選者が蹴り付けたのは「D」一人であったのか。
    ・籤を放棄したマドンナの女性がボランティアの内容を知っていたとして、その対象物が「D」だと知った理由
    ……この二点です。
    もし読み飛ばしておりましたら申し訳ありません。

    私が読み書きしているジャンルではなかなか出逢えない秀逸で巧妙な文芸作品に触れさせていただき、有難うございました!

    作者からの返信

    気合いのこもった素晴らしい感想をいただき、大感謝です。
    そもそもあの話の元は夜中に見た夢で、平日の明け方に目覚めて、忘れないように一気に書き上げた小説でして、多少の補強や後付けはあるものの、ある種のお告げ的なものでした。
    まともに完結させた小説もなかった頃の、短編第一作でもあります。今書けと言われても、あの形になるかどうかは甚だ心許なくてw
    いずれにしろ、何かを感じてもらうことができ、高く評価いただけたのは本当に嬉しい限りです。

    ご指摘の部分、あの日の執行は五人に対して行われました。人数までは書いていませんが、別の引き取り人や、案内役の予定時間に関する台詞から、彼だけではなかったことを示唆していたはず。
    で、彼女が彼の執行を知り得たのは、文中で詳らかにはしていませんが、彼女(と元の生徒会長)がなんらかの(非武装の)反政府団体と繋がっていた、と考えています。

    そうですね。
    今書くと、その辺りをもっと詰めてくるかもしれません。
    ただ、そうすることで本旨がぼやけてしまうかもしれない。
    ある種のマイルストーンとして、この短編はこのままでいいのかな、とも思います。

    繰り返しますが、お読みいただきありがとうございました。

  • 祝祭籤への応援コメント

    【絶対読みます】企画からきました詩月結蒼です。
    ホラー系はあまり得意ではないのですが、深海さんのはスイスイと読めました。
    欲を言わせてもらうと、後半になるにつれて「」の文章量が多くなるのは、読むのが苦手な人には少し難しいかな……と思いました。
    これからの執筆にも期待しています。頑張ってください!

    作者からの返信

    詩月結蒼さま、コメントありがとうございます。

    「スイスイ読めた」というご感想は大変心強いです。
    また
    >後半になるにつれて「」の文章量が多くなるのは、読むのが苦手な人には少し難しい
    のご指摘も首肯する次第です。
    むろん、淡々と没入してもらいたいという意図があってのことではありますが、もう少しやりようがないかを探るのは重要な振り返りだと思います。
    苦言は金言ですので、今後の糧にしたいと思います。
    あらためて、ありがとうございます。


  • 編集済

    祝祭籤への応援コメント

     やあ、くじらさん。これはすごい作品ですね。
     普段、ホラーは読まずスルーなのですが、引き込まれて一気に読んでしまいました。くじらさんの文章が、余計な虚飾がなくて、とても読みやすいせいもあります。
     思想犯の刑の執行と、体制の理不尽と、それが百八十度変わってしまう虚無感を感じずにはいられませんでした。そして、祝祭籤だけがまだ残っている恐怖も。
     自殺した彼女も、その渦中で、精神が耐えがたくなったのでしょう。

     大変優れた作品を拝見致しました。ありがとうございました。
     

    作者からの返信

    過分なるお言葉、ありがとうございます。

    三年前に書いた処女完結作ですが、未だにこれを越え切れたものを残せていない、と歯がゆく思うのが現状ですw
    またなにか降りてくるその日まで、精度の高い文章を書けるよう続けていくしかありませんね。

  • 祝祭籤への応援コメント

    当たりたくない抽選と言うのもあるもんですね。
    軽作業もやりたくないなぁ。

    作者からの返信

    ですよね。
    旅費交通費にお土産ついてもやりたくないボランティア。

  • 祝祭籤への応援コメント

    残酷な世界を淡々とした語り口で綴る、感傷的でとても良い作品でした。

    作者からの返信

    なんと四ヶ月もの長きにわたり見逃しておりました。
    申し訳ありません。

    せっかくお褒めいただいたのに、こんな対応では駄目駄目ですね。
    海より深く反省する次第です。
    これに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    祝祭籤への応援コメント

    私は想像力が貧相なので、夏に放送されるアニメのような美しい描写の劇場映画を見ているような作中の情景を掻き立てられました。
    美しい映像なのに、どこかうすら寒いような雰囲気……、淡々と語られる仏間に響くひぐらしの声。
    特に、靴置き場の描写が圧巻で、脳内にすんなりと映像化されておりました。

    政治思想的ディストピアを描いたSF物語はかつては多かったと聞きますが、最近では文明が滅んだ後のポストアポカリプスの方が多くなっているような気がします。

    滅んだ後というのは、荒涼としていても新しい歩みに向かった楽しさみたいなものがあるんですよね。
    一方の、このような表向き正常に運営されている政治思想で縛られた世界というのは、笑顔の市民の向こうに逃れられない呪縛と苦しみを隠している感じが、どこまでも心をつかみます。

    恐ろしい物語でした、同時に素晴らしい物語でもありました。
    千織さんの読んで後悔は、ある意味での巧妙なミスリードでもありました。
    読んで後悔の無い作品、圧巻です。

    作者からの返信

    天川さま
    見つけてくださりありがとうございます。

    靴箱の描写!
    簡便なあの仕組みを思いついたときは勝ったと思いましたw
    こちら側とあちら側を隔てた壁一枚の仕切り。身を通すことはできず、怨嗟を凝縮した軍靴だけが行き来する両開きの箱。
    そこに注目していただけて本望です。

    政治思想ディストピアは、七十年代には多く書かれましたね。おそらく(いや間違いなく!)実社会の空気の反映だったと推測されます。
    その当時から現在に至るまで連綿と生産され続けているポストアポカリプスには、ご高説のとおり「新しい歩みに向かった楽しさ」があります。『未来少年コナン』などがその口開けですね。このリセット感は、無限にも見紛う未来に住まう自分を想像できる若い世代にはマッチすると思います。(だから飽きもせず、次々と再生産されるw)
    そういう意味で本作のようなディストピアは、老い先に終点が見える年配者の諦めの文学とも言えるでしょう。

    それはともかく、千織さんのレビューにはヤラれましたねww
    ホント、有難い限りですよ。

    僕の他の作品は本作とはずいぶん異なるミニマムな現代グラフィティが大半を占めております。(自信作のSFもあるけどw)

    お時間に余裕があり、かつご興味を持たれたのであればお目通しください。

  • 祝祭籤への応援コメント

    千織先生の、近況ノートから、読みに来ました。

    好きですね。

    こう言う世界観の小説。

    何故なら、これと似たような世界が、すぐ、そこにまで来ているからです。

    誰かの俳句に(新聞に載っていました)、
    「ドアの向こうに 軍靴の 足音が聞こえる」って、ありました。 

    作者からの返信

    立花 優さま
    お立ち寄りくださいありがとうございます。
    また、気に入ってくださったようでなによりです。

    21世紀も第一クォーターを越えんとする昨今、世界は随分ときな臭くなってまいりました。
    別に使命感を持っているわけではありませんが、やはり世界の映し絵みたいなものを書いてしまう空気は感じますね。

    普段はもっとミニマムな現代グラフィティを書いておりますので、お暇がありましたらお目汚しでもw

  • 祝祭籤への応援コメント

    今、世界のどこかでは似たような事を籤無しでやってるんだよなぁ😨

    作者からの返信

    物語なんかじゃなくリアルでと考えると、暗澹たる気分になりますなぁ。

  • 祝祭籤への応援コメント

    不条理な世界はすぐそこにあり、それが、それをするのか、されるのかも含めて、僕であっても何らおかしくはない。

    すごいよ、これ。

    読ませる文章はとにかく抑圧されて、ぐっと握り拳を固く結んで耐えている感じが伝わってくる。

    作者からの返信

    過分なるお褒めのの言葉、ありがとうございます。
    文章の抑制は確かに気にしていた部分です。
    普段はもう少しゆるいグラフィティーものを書いておりますが、たまにこういうのを書くのもいいですね。