前のエピソード――第47話

「こ、殺されるかと思いました…」

「いや、流石にガッツリ敵対してくる奴以外は殺さねぇぞ？」

「そ、そうなんですか？」

「おう、そもそもこっちに来たのもあの神が煽ったからだし…」

「えっ、そうなんですか！？」

「おお…めっちゃ食い付くじゃん…いやアイツら別の世界を侵略してたマジモンの悪人だぞ？」

「じ、じゃあ貴方が悪しき侵略者っていうのは…」

「大嘘だな。」

「…殺しましょう、一番近場の神は弓の神キュウです住んでいる神の塔までは私が案内します。」

「えっ、あの…急に神退治に積極的になったけど…どうしたの？」

「妹がキュウの遊びで殺されました、侵略者から守られているからと我慢してましたが…」

「嘘だったから殺す、と？」

「はい、ぶち殺してやりますよ！」

「うわぁ…復讐にためらい無いタイプかぁ…」

キュウとやらはこいつに死体をボロクソにされそうだな…

ま、自業自得なんですけどね！

ーーー

「グハァ！！てめぇ…この俺、弓の神を殺してただで済むと思うなよ…！」

「ごめ〜ん！俺この世界の神とやら全員殺すつもりだからwただでは済まないとかwwwアホなんか？」

「な、て、てめぇ！俺がアホだとぉ！？」

「いやいやいや、強くてもお前の数倍程度のザコが報復に来るぞー！って…脅しになってねぇよ。」

「クソォ！だが時間は稼いだ！今から最高神様が貴様を殺して…」

「お、最高神来んの？良い経験値だなぁ…」

「舐め腐りやがってぇ！だがそれもここまでだ！

どうせお前は最高神様に殺されるんだからな！」

「そうか、それとお前は死ね。」

「え？あっ…ガァッ！」

首を飛ばしたし経験値も手に入った、これでさすがに死んだだろ。

ボロボロにしてたのにあんなに話せるとは…

マジでタフだったな。

「…ほう、キュウが負けたというのは本当だったか

キュウ、いつまでそのままにしている、まだ戦えるだろう？」

お？こいつが最高神かな？

てかアイツまだ生きてるの？

うわぁ！キモッ！首の所がすっげぇキモい再生のしかたしてるんだけど…

「へっ！第二ラウンドだ、ぶち殺してやる！」

「…お前もしかして無限経験値だったりする？」

だとしたらこの世界美味すぎだろ…

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