第29話
あー、クソ、俺たちはともかくアリスをどうやって試験に合格させよう…
アリス、魔法が下手な訳では無いんだが、俺らと比べると見劣りするし…
どれ位で試験に合格出来るか分からない以上、何とか魔法のスキルLvを俺らと同レベルにしたい
てな訳で必死にアリスの魔法の師匠をしているが…
これ間に合う?大丈夫か?
ーーー
あれ〜?あれから10分たってないのに急に成長スピードが早く…?
「なぁアリス、お前急に頭良くなったよな。」
「いや、師匠が教えるのが上手くなったのじゃ」
えぇ〜?そんな急に教えるのが上手くなるなんて…
「あ、教導系のスキルか…」
「妾は強くなれるから大歓迎なのじゃ!」
スキルのお陰でめっちゃ訓練メニュー思いつく…
…これ全部やらせるか。
ーーー
まずは魔力を増やす訓練!
てな訳でとにかく魔力を使えオラァ!
「ひぃん!キツイのじゃあ…!」
次は魔法操作の訓練!
だからずっと魔法を動かし続けろオラァ!
「ひゃぁぁ!妾に当たりそうなのじゃぁぁぁ!!」
次は魔法構築の訓練!
つまり魔法を打ち続けろオラァ!
「うわ〜ん!厳しいのじゃあ!」
最後は筆記試験の練習!
つー事で勉強しろオラァ!
「勉強は嫌なのじゃ〜!!」
ーーー
「ようやく終わったのじゃ…」
「あ、これからは毎日これを続けるから!」
「あ、悪魔なのじゃ〜!」
まぁ、これで合格ラインには直ぐに届くだろ
ーーー
「師匠!暗黒魔法が闇魔導に進化したのじゃ!」
「おお!これで修行の日々とはオサラバだ!良かったな、アリス!」
良し!やれる事はやったし、後は事前に通達された転入試験の日まで待つだけだ!
よーし、魔法学院、楽しみだなぁ…!
ーーー
「アイダさん!魔法学院の教師になる気はありませんか!歓迎しますよ!」
どうしてこうなった…
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