宮川先生の思いに涙がこぼれました。

少し反抗心を持った女子生徒と、病気で休んでいる担任教師の代わりを務める新米先生のお話。

職業は違いますが、わたし自身も人に強く言えない性格で、これで本当に良いのか? これが本当の優しさなのか? 真面目にルールを守ることを毅然と伝えた方がいいんじゃないかと悩んだことがあります。
宮川先生は、自分が望む教師像を思い描きながらも、うまく生徒と交流できないもどかしさに苦心し、打ち破ろうと試みます。そのあと、先生の身に起きた出来事、先生の心に舞い戻った思いを聞いたとき、自然と涙が出てきました。

人と人、教師と生徒という小さなドラマがぎゅっと凝縮され、爽やかに解消されていく素敵な物語でした。