2022.1.21 世界観について考える

 ずっと引きこもって仕事してたらちょっと体重増えた……

 やっぱり通勤は程よい運動なんだなと再認識しながら筋トレします。


 さて、スローライフの世界観について。

 主人公が魔法薬を含めた薬師なのは決定なので、魔法がある世界。ぶっちゃけこれしか決まっていません。舞台が田舎の村だけど、王国なのか帝国なのか共和制なのか。都会はでもなんとなく王都とか領都のイメージがあるけれど、日本みたいに民主制でもいいし。


 あ、でも良いこと思いついた。主人公の両親について。祖父母が薬師として高名なら、反発するにしても師事するにしても両親もそれなりに有名だよね。ってことは、王宮勤めしているあいだに両親が出会って、生まれたのが主人公で。それに関する厄介ごとなんかも出てきてもいいかもしれない。

 そうすると民主制だと世襲にはならないから、両親も所在不明になったりするから、やっぱり王国がわかりやすいか。うん、そうしよう。

 んじゃあ次に村と王都までの距離ね。あ、距離の前に文明レベルを決めなきゃ。車で舗装した道路を進むのと悪路を馬車や徒歩で行くのではかなり距離が変わるから。で、こういうのは身近な例を持ってくるとイメージしやすいから、ちょっと色々調べてくる。

 ……すごいね、車って。

 色々調べてきたのよ。北海道の西から東までの直線距離が大体500キロとして、馬だと並足(トコトコ歩くぐらい)で10日前後かかるらしくて。500キロって、車で高速使ったら1日で着く距離だよね。っていうか、北海道自体がオーストリアとかと同じ面積だそうで。

 王都が国のど真ん中にあると仮定すると、最長距離で馬で7~8日程度で考えると、舞台の村は馬で5日ぐらいかな。あんまり国の外れすぎると今度は逆に隣国との国境で栄えてたりするから。国境からもほどよく離れていて、王都からは遠いような辺りで、5日ぐらい。

 馬は一日に50キロ~60キロ進めるから、250キロ~300キロぐらい離れている、と。東京都庁から直線距離で250キロだと、えーと……福島市とか浜松市あたりか。やっぱり結構離れてるから、ちょうどよさそう。

 王都についてはこんな感じで、隣国との関係も特に今は関係ないから割愛。必要になったらまた考察していこう。


 政治は王政。王国だし。国力は他国との関係もあるから割愛。主要産業は何だろう。魔法がある世界だと結構魔法大国とか学問都市とか好きだけど、そういった要素も別にいらないし。っていうか、国土面積考えてもめっちゃ政治発言の高い国じゃない限りは特筆すべきところのない国、程度でいいんだよね。異民族が、とか特殊な文化が、とかもいらない。そうすると、科学技術とかよりも嗜好品的な技術か農耕なんだけど。農耕文化だと、国全体に黄金色の畑が広がっていそうで、村が田舎ってのがあんまり表現できなそう。

 じゃあ国土面積が似ているオーストリアだと何だろう。あ、いいのがあった。「ガラス細工」だって。ん-、じゃあ貴金属の加工が得意な国で、でも原料は他国に依存していて、その他国ってのが結構な大国にしておいて。ほら、日本とアメリカの関係みたいな。べつに国力が弱いわけじゃないけど、なんとなく逆らえない雰囲気がある、的な。属国とかまでいかないんだよ。あくまで雰囲気だけ。

 王都に行ったら綺麗な細工があるんだよ。あ、魔法道具の細工とかも特別な技術でできる世界とか。で、もんっのすごく高いの。雑貨屋の兄ちゃんはきっと王都で有名な魔法細工の職人の弟子だったんだ。で、魔法細工には触媒となる薬が必要で、それを作るのが主人公。一応兄ちゃんも腕はそれなりなんだけど、王都には兄弟子や師匠もいるから自分の店が持てなくて、だから田舎にきた、と。王都じゃなくてもそれなりの都会だと家賃も高いし。

 うん、じゃあそんな感じで。そうすると魔法はあんまり戦いに使われる感じじゃないかな。

 あ、魔法については一つ考えているんだよね。

 日常的に使う魔法は、魔法道具を含めて一般家庭でどこでも使われるんだよ。で、それとは別に宗教魔法みたいなのがあって。生活に信仰が根付いていて、食事の前は必ずとある祝詞を唱える、とか、お風呂の時は必ず右手から洗う、とか。そういった「儀式」を常に行うことで力を溜めて、それを術として顕現させることができる、みたいな。こっちを「魔術」と呼んで、簡単な魔術なら日々儀式を繰り返すのも簡単だけど複雑なものになると一日中儀式でがんじがらめになる、っていう設定。そうか、魔法は日常的なもので、魔術が戦いに使われるような感じならどうだろう。戦いを入れたくなったら魔術の話をして、小さな儀式だけを繰り返す、と。

 そうすると宗教とも絡んでくるかな。まずは多神教か一神教か。これは多神教一択ね。一人の全能の神様が戦いなんか許すわけないし。現実起きている戦争は一神教同士もあるんだけど、そもそもの解釈が異なって起きる戦争だし、神様の特別なお力ってのが身近にある訳じゃないけど、この世界では「魔術」という形で神様と密接に関わっているわけだから、一神教でいいとは思えない。一人の神様がいて、その子供たちがーみたいなギリシャ神話的なのは多神教に分類されるわけだし。あ、やっぱり多神教だね。儀式も、力を借りたい神様によって多様化していくから、学者か同じ神様を信仰していない限りどの行動が儀式なのかはわからないんだよ。それが伏線にもなるしピンチにもなるし。かといって別に儀式について話しちゃいけない、なんて決まりもないけど。神様そんなに心狭くないし一人ずつ見張るほど暇でもないと思うし。

 あ、文明レベルしっかり決めてないわ。

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